ゆうべの酒日記

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2004年08月30日(月) あっちがおいしく食えるなら、こっちだって

昨日は雨降りだった。
洗濯して乾燥して畳んで本読んでゴハン作って。

ダンナさんが昼ごはんに呼んでも起きなかった。
どうやら発熱したんだと思う。
コドモに「熱ないか触ってきて」と指令を出したけど、戻ってきたら「ないよ」って。

雨なんだけど、近所でどじょうつかみ大会やってて、コドモが参加しに行った。
ママも一緒に来てって言われてたけど、風邪薬のせいか、本読んでたら眠くなって
「じゃあ一人で行ってくるから」ということに。

雨具とバケツを用意して送り出し、結局眠気はどっかに行き、ダンナさん重症だったらやだなと
思い切って自分の手で熱測定しに行ったら、やっぱりちょっと熱がある。
でもそんなに高くない。

良かった、と思ってどじょうすくい大会見に行ったら、コドモが夢中だった。
バケツには大量のどじょう。

どうしよう、と、見ていて眉間にしわが寄った。
飼う? 放流する? 思い切って食べる?

毎年恒例のどじょうすくい大会、っていうか、どじょうツカミ大会、
過去にも何度もどじょう飼いに挑戦したけど、バンバン死ぬ。
過去、半年以上生きたどじょうはたったの一匹だけ。

なんか、バケツの中のどじょう群が、戦場の死体の山のように見えてきた。

コドモの同級生と思われる女の子がいたので、いつもどじょうをどうしてるか聞くと、
「食べたりするよ」と澄んだ声で言う。
どじょう達を食べ物として見ることが完全にできていなかった私は一瞬引いた。

なんか自分の弱さにガックリしながら、どうやって食べるのか参考に聞いてみたら、
「あのねー、おばあちゃん味噌汁に入れてた」とのこと。

一応、帰ってきて食べ方をネットで調べてみた。
ごぼうのささがきめんどくさいし、柳川よりは味噌汁のほうがいいかな…
なんか愛媛の郷土料理らしいよ…

盛り上げようにもテンションは一向に高まらず。

どじょう、毎年のことながら、既に死にそうなのが何匹か混ざってて
さんざん追われた結果なのか、ちょっと血がにじんだ感じになってる。
でも死ぬギリギリまでフェイントで元気に泳ぐ。(そして死後硬直がはじまる)

よせばいいのに観察してしまい、ブルーでブルーでしょうがなくなり、
コドモを道連れにしようと、どじょうの状態を解説してたら
「そんなに私ばっかり責めないでよー!」と言われ。

ああ水を差して悪かったねと思いながらもブルーが収まらず
バッタリ倒れていたら、ダンナさんが起きてきて
「もう来年からどじょうつかみ行くな」とローテンションでコドモに告げ、
私とコドモは別々の理由でフテ寝の状態へ。ダンナさんもたぶん寝た。

気がついたら18時近く。
どじょうチェック。

水に唐辛子かナスのヘタ?を入れると弱らないっていうんで実践しといたら
ほんとにちょっと元気そうになってた。

でもとりあえず、今は忘れさせて、と思ってベランダに出す。
1バケツ(デカいのチーム)1収納ケース(小さい大群チーム)1ボール(負傷チーム)

とりあえず飲んだのは、グリーンラベルロングと日本酒300mlと水割り缶。
肴:大根と牛肉煮、イカのトマト煮、鰯の辛子味噌煮

一回起きてきたとき熱が下がってたっぽかったので、ダンナさんも起こして夕飯食べさせた。
サザエさんを見て、平成教育委員会を見て、逃亡者を見て、
どじょうのことは忘れて心穏やかに過ごした。

そして22時に「あんたたちも早く寝なきゃだめだよ」って言って寝た。
で、また午前2時くらいから、なんか意識がもどっていた。
頑張ったけど結局午前3時50分には諦めて起きた。

職場のOHさんが
「オレ寝れないんだよ、すぐ起きちゃうんだよ。トシとってくると寝る体力がなくなるんだよな!」
と言っていたのを思い出す。

そして今、どじょうチェックは怖くてまだしていないものの、
食べる方向で考えている。

昨日だって昼に鰯の頭とはらわた取って、焼いて食った。
夜だって、鰯の頭とはらわた取って、煮て食べた。