「生きていくのに大切なこと」こころの日記
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2017年07月10日(月) インナーチャイルドヒーリングワーク

今日は興味深い体験をしました。ヨガクラスのミィーティングでのこと。普段から、グループの中では黙って聞き役に回る私。今日もまたそのようにして座っていました。ところが不意に発言したくなって、手を挙げて質問したのです。すると、先生を始めクラス中のほぼ全員(と思った)が私に耳を傾け、私の質問に対するいろいろなアイデアを投げかけてくれました。クラスは私の話題でしばらく盛り上がりました。その間私は、緊張しているが故にさらに支離滅裂な英語を使って、しかし一生懸命返答しようとしている自分自身をその背中から見ていました。私は、話題を提供し人々の会話の中に入って空間をシェアし楽しんでいる自分も見ました。

興味深いことが起きたのはその後のことです。ミィーティングが終わって車に乗った途端に、私はなんとも嗚咽を漏らして泣きたくなったのです。でも私には、泣きたいのは自分ではなく、私の中のインナーチャイルドが泣き出したのだとすぐにわかりました。その時は車を運転する必要があったので一旦気持ちを切り替えて自宅に戻り、戻るとすぐに、心の状態を確かめようと一人の空間を作りました。

それから泣きたい自分をもう一度呼び起こすように意識を集中させると、泣きたい自分に巻き込まれそうになる自分と、その奥で激しい声で泣き叫んでいる子どもの頃の私がいました。誰にも構ってもらえる誰も居ない家の中に放置されている自分とライス畑の広がる田んぼの真ん中で大きな声でおいおいといつまでもいつまでも泣いている小学生の自分。傷ついたインナーチャイルドです。

私はしばらくの間、彼女を少し離れたところから眺めていました。そして、「出てきてくれて本当に良かった」と思いました。大きな気づきを得たからです。ヨガのグループミィーティングでいつも静かに座ってただみんなを眺めているのは、単に英語のミスを恐れる自分ばかりではなかったのです。もう一つのもっとも奥深くに潜む根本的な原因は、子どもの頃に声を上げても気に留めてもらえなかった当時の傷ついたチャイルドが、「私は静かにしているべきなんだ」と大人の私に暗示をかけていたからなのです。

ということで今夜は、私はそのチャイルドのそばに座り、話を聴き、出会えて良かったと言葉にしました。その時間は約10分くらいだったでしょうか。彼女はしばらくするとすーっと消えていきました。今夜のところ、彼女はまだ私の中にいますが、私が楽であるのと同じくらいに彼女も今、少し楽なのがわかります。どういう風にわかるかというと、私自身が今とても楽だからです。

私はこれからしばらくの間、おそらく何十回何百回に渡ってこの傷ついたインナーチャイルドのヒーリングワークをすることになります。私は彼女を大人の私の中で育てません。彼女は当時したかったことをしなおす必要があるからです。私はイメージの中で、彼女がそのことができるように手伝ってあげます。これが、私が折に触れて、その機会を得るたびに真摯に取り組んでいるインナーチャイルドのヒーリングワークです。このような経験はありますか?あったら、もし良かったらあなたの体験を聞かせてくださいい。





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