「生きていくのに大切なこと」こころの日記
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2016年06月02日(木) 自分の波に乗る

最近度々、社会の波に乗る、ということについて考えています。きっと日本でもアメリカでも又他のどの国でも、多くの人が、一人前になるということについて、仕事を見つけて収入が得られるようになる、という解釈をしていると思います。それは確かに正しいのだけど、この、多くの人の頭を支配している、一般的な«ゴール»は一体どこから来ているんでしょうか。なぜ私達はそう思うの?

一番の影響はきっと育った環境でしょう。私も過去には、自分の子ども達に身勝手な大人の価値観を押し付けてきた本人だったので、よくわかります。親は時に、気づかないうちに、わが子にとって最も危険な大人になれるんです。(でも、親も子も気づいたところから変わっていけるので心配しないで下さい)

それから?

子どもが大人になる過程で多くの時間を過ごす学校で? 学校の先生達にも同じことが言えると思います。

それにしても、どうして殆どの大人が同じような価値観を持っているのでしょうね。それは、彼らも又子ども時代に彼らの親にそのように育てられてきたからですね。つまり、これまで大人社会はずっと、殆どの場合、社会の波に乗るようになるというテーマで子ども達の成長を手伝おうとしてきたのだと思います。

私は、この現象は恐ろしいことだと思っています。なぜなら、もしどこかで子ども達が、または大人も、波に乗れなくなった時に辛い思いをするからです。そして、この現象の最も恐ろしい所は、辛いとわかっていてもそこに留まろうと頑張ってしまったり、又は、抜け出したくてもどうしていいのかわからなかったりして、結局その場に留まるしかないという状況に自分を持っていってしまいがちだからです。そんな状況が続けばある日アルコールや薬に手が伸びてしまったり、病院に行きたくなって、薬に依存して生きることになってしまうこともあるでしょう。たった一度しかない人生が、社会の波に乗れないというだけでマイナスに落ちていくんです。

それならば、そんなふうにならないようにするにはどうしたらいいか。答えは、社会の波に乗らない自分を育てることなんです。言い換えると、«自分を生きる»ということです。他者や社会の価値観を基準にしないで貴方だけが感じることの出来る自分の感覚をひたすら信頼して歩いていきましょうよ。そうすれば、自分の波に乗って生きる自分が育つと思います。


Mamo |MAILHomePage

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