「生きていくのに大切なこと」こころの日記
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2005年03月01日(火) 「丁寧」に手伝おう

 午前中の診療でイボ焼きに来た男性・Nさんから 「これ以上イボがうつらないようにする為にどうすればいいの?」という質問を受け、私は初め返事に困ってしまいました。実は私、就職して2ヶ月ですが、皮膚科で見られる病気や専門的な知識については知らないことがたくさんあるのです。私は彼にその事を伝え、それから 「私の思うこと」 を話しました。

 世の中にばい菌やウィルスはたくさん居ます。腸の中には 大腸菌 が住んでいて、口の中にも虫歯菌はいつもいます。そんな私たちは普段から、自分の体がいろいろな菌に抵抗できるような事を続けていられれば、ばい菌が体内に入り込んできても病気になる確立は少ないだろうと思うのです。野球の前に十分なストレッチをする事が出来れば、転んだ時に受ける衝撃はより少ないでしょうし、皮膚を健康な状態に保っておけば、水虫の菌が足に触れても、菌が住み付く確立は少ないだろうと思うのです。世の中の人は忙しくて自分の身体や心のことにまで意識を向ける事が難しいのだと思いますが、自分の体の事に気持ちを向けて気にしてあげると、イボは身体に引っ付く暇が無いのかもしれませんよね。それからイボが全滅するまでは丁寧に治療を続けることは大切ですよね。

 私は彼と話をしながら・彼の 「痛み」 と相談しながら丁寧にイボの処置をしていましたので、カーテンの後ろで 「終わりましたか?」 と声がかかりました。彼は 「丁寧にすると時間がかかるから看護婦さんや他の人に悪いね」 と語りましたが、私は心の中で 「Nさんが “又治療を続けていこう” と思える事を手伝う事も私の仕事だろうなぁ」 と考えていました。
 
 実は2週間前には 「もう病院に来るのは疲れた」 と漏らしていたNさんですが、彼の指に住み付いている 「イボウィルス」 が次回はどうなっているかな。「心」を語るって素敵なことですね。14:00


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