「生きていくのに大切なこと」こころの日記
DiaryINDEX|past|will
ファシリテイター育成会。 他の方の語りに、私自身にまだ埋もれたままの、心の傷が刺激を受けました。
「自傷行為」
私は過去自分を痛め続ける事が普通だと捉えられる環境で生きて来ましたので、心の勉強を始めてしばらくするまでは、このような社会の一部で知られている自傷行為・自虐行為が自分に当てはまるとは思ってもいませんでした。けれど今思えば、過去に子どもの泣き声に怯え自分の頭を壁に打ち付けていた頃の私は常に自責の念に駆られていたのです。そしてもっと遠い過去を思い返してみると、子どもの私が自分の身体を痛めていた頃にも、これまでの大人の私と同じように、酷い自責の念に駆られていたのです。
「子どもの私が感じていた自責の念」 それは、痛みや辛さから自分を守ることが出来ないという自分への憤りだったように思います。人はどれだけ小さな存在にしろ、本能的に自分を守る事をして生きます。その中で、自分を否定するものから自分を守れない・この事は子どもの私であっても、自分の生に対する無力感でとなり、言葉で表すにはあまりにも大きくて重たすぎる苦痛として私の中に抑圧されてきたのです。以前どこかで交通事故に会うことさえも自分を傷つけていることになるのだと聞いたことがあります。そうかもしれませんね。現実に注意を払っていることで防げる事故も、中にはあるかもしれまさせんし、私は過去に赤信号をそのまま渡れる・そんな自分だったのだから。そして今は、自分を大切にする生き方を選択しながらゆっくりと進んでいく毎日です。
知多市の於大公園へ「パラグアイオニバス」を見に行きました。オニバスはハスの一種、甘くて何ともいえない香りを放ち、しばらくの間私は池に顔を出すようにしながらその甘い香りを嗅ぎました。 別の場所へ行くと、アべりアが咲いていてそこに透かし羽が花の蜜を吸いに来ていましたので、私は透かし羽を掴まえてみました。透かし羽は蛾の仲間らしいのですが、その外見は透き通った羽を持ちきれいな模様をしていますので、私は気に入っているのです。又別の場所へ行くとツクツクボウシが木に止まって鳴いていましたので、今度はそちらも掴まえてみました。セミは私の手中に簡単に納まり、手のひらで鳴き声を上げ、まるで「逃がしてくれ」と言っているように思えました。
仕事の日には仕事をし、休みの日には心を見つめる事をしながら、心地よい遊びを取り入れる。こんな生き方を続けながら私は成長していくのです。帰りに車の窓から月の姿を見つけました。この何日か見ていないと思っていたら、今日の月は三日月よりも更に小さな可愛らしい月でした。月は時々雲の服を来て、その姿を隠しました。私がじっと見つめていると隠れた場所とは少しそれた場所から再び顔を出しました。「月さん月さん、お願いがあります。三日月のその隠れた部分をちょっとで良いから見せて下さい」 こんな独り言が頭に浮かび、月と遊ぶ事もしながら家路に向かった私でした。22:00 |