「生きていくのに大切なこと」こころの日記
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2004年05月26日(水) |
鬱な生き方 鬱ではない生き方 |
“うつ病”と言う病気を知ら無い方は少ないと思いますが、私はうつ病は病気では無いと断言します。「心の病気」とか「メンタルヘルス」とか言われていますが、本当は「病気」ではなく「心の問題」なのです。何が問題かというと、欝な気持ちになる生き方をしていることが問題なのです。鬱は「憂鬱」の鬱です。」広辞苑によると、憂鬱とは「心配し思い煩うこと」で、「うつ病」とは悲哀、絶望感、焦燥、苦悶感、などの精神の病気で原因不明」と書かれています。
原因不明ですって?そんなはずはありません。
私のカルテに「産後うつ病」という診断名を書いた医者は、私の心の底に何が潜んでいるのかを聞いてみると良かったのです。そうすると今頃その医師は、私の変わりに “ うつ病や他の心の病は、全てが過去の傷によるものなのだ ” と断言することが出来たのです。ま、それはどうでも良いですね。
私は過去、「鬱な気持ち」に入り込むような生活をしていました。済んでしまった事を思い嘆き先の事をマイナスに捉える事を繰り返していたのです。そして今は「鬱ではない生き方」をしています。季節が変われば衣替えをする。朝眼が覚めたら起きる。今日のご飯は何にするかと考える。明日の休みは何をしようかと考える。その次の休みはあれをしようと考える。来年の今頃はこんなことが出来ればと考える。私の人生に対して、1時間後、半日後、1年後、5年後、10年後・・こんな風にして私は何時もいつも先の事を考える。寝る前に歯を磨くことも、のどが乾いたら水を飲むことも、全てのことは過去のことではなくて、未来の事を想定して考えられている。
そうですよね。私は本当はこうして自分の未来のことだけを考えて生きていけるはずだったのです。
では何故「鬱な生き方」そして来たのでしょう。私の親は自分の人生の過去を嘆き将来に不安をかぶせて、私達の存在までも疎ましがりました。そして私達はそれが人の生き方だと学んでしまったから。だから私達は何処までいっても自分を疎ましく思う事を止められなかったのです。
最も、こんなことは今や何処にでもある情報のひとつです。くよくよしないで前を向いて生きていけばよいと。
私達は長い間、それが出来なかったから鬱になっていたのです。呪縛の世界です。
ではどうすればいいのかな。傷を癒していくんだよね。ひとつずつ丁寧にネ。
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