日英双語育児日記
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Tの英語の本読みを聞いてやっていて思うことメモ。
子どもの単語認識について。
(1)前から順に文字の音価を一字読み解いていくのではなく、単語と認識している(phonicsよりもlook-and-sayに近い)
たとえば、今朝聞いていたこびとの靴屋で。
At midnightと何回かでてきたのだが、midnightをモーニングと読む。
文脈から判断して、Atの次に、何か時間を表す語が来ることは予想できるので、mを見て、反射的にmorningを選んでいる模様。「違うよ」というと、見直して、ミッドナイトという。丁寧に読めばわかるけれど、とっさのデフォルトでの判断が、まだ粗い、ということか。
同じことが、With が文頭にきていた文をWhatと読み始めたところがあった。たしかに、文頭にW がくると、まずWhatが浮かぶというところか。
(2)単語をばくっと全体的にとらえるのは、大人もすると思うのだが、まだ読み能力発展段階の子どもに特徴的だと思うのは、語の左から読んでいく、という規則が必ずしもいつも定着しているわけではない、ということ。
of をforのように読んだり、was をsawのように読んだりするのは、右から読んでいるから。
また、hat がでてきたときに、theと読んだのは、Tのあたまのなかで、tやhが入っている三文字の短い語、ということで、とっさに思いついたのだろう。
もちろん、こういうことは、一語だけとりだしてゆっくり読むときには起きない。文章を音読していくなかで、文脈があること、そして、単語を認識してから音声化するまでの時間がきわめて短い、ということが、大きな要因でしょう。
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