日英双語育児日記
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機関車メービスのおもちゃを手に、なにやら、自分でお話を作りながら一人遊びしているTに、「メービスって男の子?女の子?」とたずねると、え、なにいいだすの?というかんじで、こちらをみて、「メービスはエンジン(=機関車)なの」という。
「ビデオではheっていってる?sheっていってる?」とたずねるが、うーん、と考え込んでしまった。
トーマスは男の子でしょう。ジェームズも男の子でしょう、などと、もう少しメジャーな機関車の話をして、でも、エリザベスは女の子だよねー、ビデオでもsheっていってるよね。などと私のほうからいってみる。
「メービスはどっちかなー、シーっていってる?」というと、T「うん、Mavissss, Mavissss,sssss,ssssss、だからシーかも」などといったりして、やはりぴんときていないようだった。Mavisという音のなかに、sheかheかの手がかりが内在的にあるかと思っているよう。
いや、メービスは本当に女の子なんですが。
「アニーとクララベルは?」(トーマスの客車)というと、最初は、「アニーはおとこのこで、クララベルはおんなのこ」と言ったが、「やっぱりクララベルもおとこのこかな?」と言い出したりしていた。ビデオでも、声色が変わったり、日本語吹き替えのほうは声優も女性だったりするし、アニー、クララベルや、ヘンリエッタ(トービーの客車)あたりは、「おんなのこ」と認識しているかと思っていたので、ちょっと意外。
保育園のお友達が「おとこのこ」か「おんなのこ」かどちらかだということ、また、おかあさん、おばあちゃん、グラニーなど、身近な大人の女性が「おんなのこ」だということもわかっているよう。
でも、無生物の性や、また、それが代名詞の選択にまで関わっているところは無意識にも気づいていないようであった。グラニーのことをheと言及していたのを、なんどかDにsheと直されてから、sheを使うようになっていたけれど、まだ抽象化、一般化はしていない模様。
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