半永久的ダイエッターの自堕落日記
ダイエットに励む日々|太った過去|理想体重
10年前のあの日、私達はのん気に会議をしていた。
上の者が会議中の私達の部屋を覗きながら、「神戸で凄い事になっているみたいで、電話が繋がらない」と言った。
本当に私達はのん気だった。
出掛ける前に誰もテレビすら見て来なかったのか、上の者が何を言っているのか、怪訝な顔をした。
それから数日後、私は、頼まれた救援物資を車に積んで、役所まで往復する事になる。
役所の駐車場の出入り口が低くて、車の上部を擦るのでは?と思った事と、駐車場の中がひどく薄暗かった事を覚えている。
知人のお子さんが亡くなったのを知ったのは、それから更に数日後。 転居した知人が行方不明だとか色々な噂が立って、電話が掛かってきたりした。
今後30年の間に、関東で大地震が起こる可能性が70%以上、という研究結果が発表になった。
つい先日、「東京で大地震が起こったら、何をやっても多分、助からないと思う。」と言って、夫に怒られた。
人間はこんなにもあっけなく死んでしまうものなんだ、という経験を実際にして来た私は、どうしても虚無的にならざるを得ない。
だが、私にも守るべき命がいくつもある。
何としてでも「心強き人間」であらねばならないのだろう・・・。
中越大地震では、たまたま取材に訪れていた知人が、この大地震に遭遇した。
関東地方でも震度5強〜6。 あまりの揺れに驚いて、私は新潟に滞在しているはずの知人に速攻でメールした。
少し時間が経ってから「無事です〜。ホテルが凄く揺れて怖かった・・・」の返事があった時は、胸を撫で下ろした。
長岡の優太ちゃんの誕生日が私と同じ日だと知ったのは、優太ちゃんが土砂崩れの現場から無事助け出された時だった。
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