《無かったことにしたい》のか、《怖くて何もできない》のか――。 前者については経験があるから、どう動くかってのも想像がつく。 後者については‥‥よく分からない。 何が怖いのかが分からないし。 それを分からないままでいる現状をこそ、俺は怖いと思うけどね。
朝から、K社店舗でのバイト。 おとなしく製造してたり、注文に応えたり、洗い場でガシャガシャと食洗機を使ったり。 あー、今日の勤務はあと1時間かー‥‥と思った頃、呼び出される。
《チャボさん、すぐフロアに出てください。店長命令です》
‥‥まぁ、命令なら是非も無いけど‥‥。 もうちょっとだけ、洗い場でウダウダガシャガシャしていたかったなぁ‥‥。 ともかく、フロアに出る。 さらに30分後。 今日は厨房だけのはずだったんだが‥‥と思ってたところに、店長登場。
《チャボくん、30分だけ長く出勤できるか?》
‥‥まぁ、おーけ‥‥。 2時までのシフトで、4時から施設警備のバイトだけど、 2時半まで勤務すると退店するのは3時前で、警備バイトにも間に合う。 ‥‥お金も入る。 まぁ、業務の延長が30分で済まないのが、このバイトの最大の難点だけどー。
で、結局、退勤は2:47か‥‥ふっ‥‥。
> よーし、次のデートだっ 乙に電話。 ちょっと用事を頼みたくてね。 ンで、そのついでに軽く雑談。 うん‥‥雑談はいいんだけどさ‥‥。
めっきり俺と会わなくなったくらいで、そんなに寂しがらないでくれ。
そんなに楽しい相手ってワケでも無いだろに。 《おつかれちゃん》の挨拶だって、別に俺じゃなくてもするだろに。 そう言って欲しければ、自分からそれを広めればイイだけだろ? 俺と乙とのやりとりを振り返ってみても、 それがめっきり交わされないからと言って、そんなに寂しがるよなものは無いと思うが‥‥。
まぁ、寂しいと言うのならば、お相手いたしましょうぞ。 代償は‥‥時間だ。 悪いが、俺の都合に合わせてもらうぞ。 ‥‥っても、俺の方が用事を頼むんだから、寂しさの解消くらいは世話しなきゃね。 頼み事を聞いてもらうんだもん、それくらいはしないと釣り合いが取れないでしょ。
と・いうわけで、デートの予定ー。(えへー まだやってるかなぁ‥‥《まだまだあぶない刑事》‥‥。 しかも映画の日を狙うから、12月1日なんだけど‥‥。 まぁ、公開から2ヶ月くらいは、上映してくれてると思いたいね。
優先的命題: まだまだあぶない刑事 次善的命題: 誰かと一緒に観に行く 性格的命題: オニャニョコと遊びに出かけたりするのは好きです (問題があるとすれば、相手が見たい映画とかそういうのは無視するという点か)
野郎2人で映画なんて、心躍らない話だろが!!
《その映画を観に行くって話、私にもしてたよね。何で別の人と話が進んでるの?》 《はぁぁん? たまたま都合が合致したから》 《ナニソレ? 誰でもイイってこと? いったい私はあなたのナンなのよ!?》
ねーさんが危惧するのは、こんな感じのやりとりかな‥‥。 まぁ、現状からは、そんなン起こるはずも無いが。 んー‥‥それでも起こった場合はだなぁ‥‥。 言うまでも無く、先に話を通していた方との都合を改めて付けるに決まってるだろ。 乙の寂しさ解消ナンざ、別に映画じゃなくてもいいワケだし。 用事を頼む分についての礼も、また考えればイイだけだし。
いやぁ、独り身ってのはラクだなぁ!!(涙 ラクだけど、俺ァ寂しがりだから、とっとと身を落ち着けよう‥‥うん。
> まだ書きたいことがあるようです 行動は、自分の制御下に置けるのにね‥‥。 感情だけが、いつも俺の支配の外にある。 だから、分からなくなる。 ナニが正しいのか、ナニが怖いのか、ナニが欲しいのか――。 俺は常に正しいし、同時に間違ってもいる。 怖れるべきものなんて無いはずだし、欲しいかどうかの判断の前には必ず興味の有無が関係する。 怖れたところで結局は動かなきゃどうにもならんし、 興味の有無ってことはその対象と自身との距離を測っているってこと。
支配とか制御とかに、俺がこだわる理由は1つしかない。 自身すら制御できなければ、周囲との関係に亀裂が入る可能性が倍増するから。 そうされるのって耐え切れないなぁ――とか。 でも、そンなことはお構いなしなのよ、この世は――特に社会は。 だから、徹底した支配と制御を自身に対して行なわなきゃならん。 たった1人のためだけには生きられない―― そう自覚したときから、ずっとこだわってきているのに‥‥。
んー‥‥進歩してないなぁ‥‥。 これじゃあダメだって、ねーさんが教えてくれたのに‥‥。
‥‥‥‥話さなきゃなぁ‥‥‥‥。
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