頑張って早起き。
前夜は午前3時くらいまでメッセしたりゲームしたり卒論の資料を探したり。
心友カナに促されてようやく布団に入り、気が付いたら8時‥‥。
寝癖‥‥は、ほとんど無い――って言うか、どうせバイトに出れば帽子をかぶるし。
と・いうわけで、9時に間に合うように自転車を走らせて、K社の店舗でのバイトに向かう。
えーっと、今日はフロア対応だったよな‥‥と思って、シフト表を確認――
しようと思ったけど、控え室に置いてなかったので自分の手帳を開く。



《K社バイト10〜3時》



‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。



慌てて、厨房にいる現場リーダーからシフト表を借りる。
やっぱり10時からだ‥‥。
もちょっと寝てればよかったー!!



> 理不尽
フロア対応。
何気なく客席を見渡してみたら、手が挙げられたので行ってみる。
お醤油ください、とのことだったけど‥‥ちょっとﾏﾃ。
お客さん、何であんたその席に座ってますか?
その席、お湯の蛇口が壊れてて、火傷の危険性があるから案内してないはずなのに。
と・いうわけで、その旨を伝えて、片付けが終わったばかりの席へ改めてご案内。



‥‥‥‥‥‥‥‥で、ナンで俺が叱られてますか?



元居たテーブルに案内したのは、俺じゃないはずなんだがなぁ‥‥。
責任者呼んでこいって言うので、しょーがなく店長を呼びに行く。



《こいつの名前を書いて、アンタ（ = 店長）の名刺よこせ。本部に連絡するから》



‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥俺の名前とな!?







落ち込むこともあるけれど、私、この街が好きです!! （《魔女の宅急便》より







おかしいなぁ‥‥。
そのお客さんが最初の席に着いた頃、俺は他のテーブルの後片付けに追われてたから、
俺が案内したわけじゃあ無いはずなんだが‥‥。
って言うか、呼ばれて行ったとき、そのときにはナンも思い出さなかったし。
自分でテーブルに案内した客は、その客が立ち去るまでは記憶している。
自分で案内した客だもん、そのテーブルに関する注文ごとは全部受け止めたいンでね。
ンでも、そのお客さんたちは、俺の記憶にまったく無かったなぁ‥‥。

しまった‥‥誰に案内されたのか、キッチリと聞いておけばよかった‥‥。
案内した店員の名札までは見てなくても、男か女かは憶えてるだろ。
男でフロア対応に入ってるのは、ほとんど俺だけっぽいから。
でも《男の店員だった》って言われたら、俺が犯人だと特定されるのか‥‥‥‥。
まぁ、万に1つ――いや、億に1つも無いだろうけど。



まぁ、誰が案内したとしても、そンなことはどーでもいーや。
それが、店の看板を背負って立つということなのだよ!!



> 降った
結局、20分も残業‥‥。
まぁ‥‥元より定時であがれるバイトでもないし‥‥。
ンで、次の時間帯に入るバイトの人と、控え室で雑談。
まさかと思いつつも、聞いてみる。



《雨、降ってないよね?》
《今なら大丈夫ですよー》
《今なら‥‥って、降ってたってコトかよ‥‥さすが俺様雨男v 》



明日の午前中も雨らしい‥‥と聞いたけど、読売新聞の夕刊の予報は曇り。
降水確率30％か‥‥降ってほしくねぇな‥‥。
明日もK社の店舗でのバイトだから、自転車で走らなならんし‥‥。



> ショウさんに一言――じゃない、二言‥‥いや、やっぱ三言
大丈夫。
馬鹿ではあっても、最低じゃない。
それもまた愛嬌よンv