*ハナビヨリ*住宅ローン返済日記
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2003年07月03日(木) |
キミへ☆2003年初夏 |
キミからの連絡はいつも突然。 タイトルを見て「だぁれ?」と思うメールは、 たいていキミからのメール。
1月、6年ぶりの再会。 部屋に入ってすぐにキミの姿を探した私でした。 この6年、キミの噂を耳にする毎に 「会ってみたいけど、会いたくない」と思う私でした。 だって6年前の私は自分のことに精一杯で、 まったく色気のない女だったし。 その時だって、3年ぶりの再会だったのに… かなり印象悪そうなまま。
ちょっと話しただけで満足でした。 キミとはプラトニックな関係のままがいいから。 でも生徒には、ばれちゃってたね。 するどいなぁ、女子高校生って。
打ち上げの時も、妙に色気のあるキミの横は、 常に女の子が入れ替わり立ち替わり。 その4年前、キミの隣が私の独占状態だったなんて 信じられない。 そんなのおかしいんだけど、 ヤキモチを焼くくらいにキミはいい男になってました。 そのときのヤキモチが悔しくて その後くれたハガキには、 精一杯の背伸びをして返信を書きました。 きっと「相変わらず可愛くない」と思われたに違いないけど。
思えば不思議。 知り合ってからもう、12年。 男女の一線を越えることもなく、 でも友情と呼ぶには少し重いような。 連絡を取り合うわけでもないのに、数年ごとの再会では、 いつも必ず“特別な存在”のキミ。
きっと、意識しているのは…意識してしまうのは。 キミは唯一、私を振ったヒトだから。 私が異性を好きになる、その原点にいるヒトだから。 特に今は、仕方ない。 結婚前の女は、気持ちが不安定なもの。
結婚願望の強かったキミはすでに一児のパパでした。 「俺にちっとも懐かないんだ」と苦笑しながらも、 愛娘の写真を見せるキミ。 きっと、いいパパに違いない。
キミがパパになっていなければ。 私に彼がいなければ。 私たちを倫理観が邪魔しなければ。
なんて、想像するのさえ罪悪感を伴うキミと私。 夏に二人きりでの再会を約束したけど、 間違いなくプラトニックなまま。 たまにメールで近況報告しあうのがお似合いなキミと私。
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