風の行方...深真珠

 

 

嵐が過ぎ去ったあとに・・・ - 2007年07月14日(土)

そこには虹もないし、
そこには歓声もないし、
そこには涙もないし、
そこには創傷もないし、

そこには結局何もない。

僕は嵐に何を望んでいるのだろう。
一体いつまでそんな幻想の中で生きていっているのだろう。

それがどんなに幼稚で、どれだけおろかなことかを僕はきっとわかっていないのだろう。

風に何かを運んで欲しいわけじゃない。
僕を運んで欲しいのだ。
どこかへ。

このやりきれなさは、この嵐の中でピクリともしなかった。
ほんのピクリともしなかった。
はっきり言えば、少しほっとした。

僕は一体どれだけ汚れていくのだろう。
どれだけ罪を重ねていくのだろう。
でも、汚れ悔いている日々の中が一番安心している僕がいる。

きっと真っ黒になってしまった僕のキャンパスを、これから何色に染めれるのだろう。
はじめはきっと真っ白だったはずなのに・・・
もしかしたら、もう何色にも染まれないのかもしれない。


日に日に腐っていく僕を、それでも貴女は優しく抱きしめてくれますか?

嵐が過ぎ去ったあと、
ここには、
貴女がいない。





...




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