diary
DiaryINDEX|past|will
あやぽんが、今日めでたく20歳になった。
自分自身が20歳だった時がついこの間のように思えるのに 自分の産んだ子が20歳だなんて、なんだかとてもヘンな感じだ。
20年前の今日、蒸し暑い5月の夜中 私がこの世に送り出した彼女は、無事に成長なさっている。 なんともありがたい。
そんなことを思い出していたら 立ち会い出産の際の元夫の振る舞いを思い出した。
苦痛と若さ故(だと思いたい) 腰をさすれとか、家に帰るとか、もうやめたいとか わがまま放題に騒いだ私は 無事に出産が終わって後 至福の時を迎えて神妙な気持ちになり 「ありがとね」と元夫に言ったのだが 彼は 「こちらこそ」でも「よく頑張ったね」と言うでもなく 満足気に頷いただけだった。 私の「ありがとね」を、言葉通り自分への感謝と受け止め 労を労ってもらうのが自分であることに、何の疑いも持たない様子であった。
彼はそういう人なのだ。
我が娘の20歳の誕生日に、自分の半生をも思い巡らす。
娘へのバースデイカードには、そんな思いも込めて 「人生を楽しんで 自分を磨いて 素敵な女性になってください」 と書いて送った。
|