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2005年11月22日(火) 行動は大胆になっても

遠い昔に読み覚えた詩が
急に思い出されて懐かしくなり
その詩が出ていた本をネットで探す。

絶版になっていたその本を
オークションで落札して、本日手元に届く。
包みを開けてびっくり
その詩は、違う本のものだった・・・。
作者も、勘違いしていた・・・。
なにしろ30年も前のことだし。

30年前に、私がキュンとなった詩。


『 その言葉 』  内山 登美子

素敵な言葉は沢山あるけれど
頼もしい言葉も沢山あるけれど
わたしが初めて聞いた 優しい言葉・・・
それは
ーー ぼくがやってあげるから ーー

教室のガラス戸は重く
窓の外は花を散らす雨と風
わたしは泣いていました
重いガラス戸が閉められずに

そのとき
わたしは聞いたのです
耳もとで囁く 頼もしい言葉
うっとりするほどの優しい言葉
ーー ぼくがやってあげるから ーー

春の嵐が吹くたびに
わたしは その言葉を想い出します
そのひとの お嫁さんになりたかった
幼ないわたしを想い出します

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寄せる想いは、今も同じ。



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