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先日、爪を割ったのは右足だが このたび、左足も負傷することと相成った。
テレビを見ながら、なんとなく足をいじっていたら かかとの皮の硬い部分が少し剥け 剥いてしまうと、剥いていない部分との境目が気になり出し さらにどんどんと剥いていき、このままじゃ全身脱皮しないと 境目はなくならないのかも、などと馬鹿なことを考える一方で いい加減に止めないと、どこかで痛いことになるぞ と頭の中では、黄色信号が発せられていたのに やっぱり、痛い所に至るまで剥いてしまった。 痛い思いをしないとわからない、というのは正にこのことだ。 足の裏なので、歩くたびに痛い。
そんな馬鹿な母の息子が、夕食時に 「取り返しのつかないことをしてしまった」と切り出す。 その言葉を聞いた瞬間 胃のあたりが、鉛を飲み込んだようにずしりと重くなり不安が広った。 私が聞かなければならない話か? 思わず、聞いても無駄なことを聞いてしまった。
何のことはない、ガラスを割ってしまっただけだった。 そんなことは、取りかえしのつかないことでもなんでもない。
かつて、彼のクラスの一人が 講堂の入り口のドアの、立派なガラスを割ってしまい 10万円近くを弁償したことがあったので それを思って心配したらしい。 教室の備品のガラスなので、そんなことにはならないだろう。
「僕の人生にヒビが入った」とシャレのつもりで言ったのかは不明だが そう言う彼を見ながら そんなことより、もっともっと心配なことが山ほどあるよ と言いたかったが黙っておいた。
とりあえず 誰もケガをしなかったようなので、良かった。
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