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2004年05月02日(日) 朝から怒鳴って、考えたこと

かずぴーは、うそつきだ。ごまかし系のウソをつく。
理由は様々だが、詰まるところ怒られるのがイヤでウソをつく。
これまでの、私の叱り方が悪かったのか?
そうかもしれない。
でも、同じように叱ってきたあやぽんは、ごまかしたりしない。
環境と本人の資質と、いろんなものの組み合わせで
かずぴーはうそつきになり、あやぽんは正直者になった。

一言で言うと、かずぴーの方が気が弱く、あやぽんは度胸が座っている。
換言すると、かずぴーの方が優しいとも言えるけど。

潔く生きて欲しい。
胡散臭い奴だとか、信用できない奴だとか思われる人になって欲しくない。
そんな思いから、今まで試行錯誤を繰り返してきた。
でも。

世の中には、嘘つきもいる。
嘘つきのいない世界なんて、ほとんどファンタジー。
彼が、その一人であることを、認めなければならないのかもしれない。
嘘つきと言っては言い過ぎかもしれないが
ウソとごまかしの境目はグラデーション。
どちらの色合いが濃いか、見極められないことが多い。

人を貶めたり、傷つけたり
そんな種類のウソは絶対に許せないが
目先の困難を避けようとして、ついウソをついてしまう彼が
自分で問題の本質に気付くまで、待つしかないのかもしれない。
良くないことだとは、本人だってとっくにわかっているはずだから。

せいぜい、彼を追い込まないように心がけ、ごまかしは聞き逃そう。
ついつい、「どうしてそんなウソをつくのだ?」と言ってしまうが
どうしてだかは、私にもよくわかっている。

君がウソをついていることはわかっているよ。
誰も何も言わなくても、みんなもわかっているよ。
そのことを、居心地悪く思う程度の正直さは、持ち合わせていて欲しいと思う。

子どもを信じるということは、その子の人間性を信じることだ。
子どもの言うことを、事実だと思うこととは違う。
そして
私は、かずぴーを信じようと思う。



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rachel |MAIL

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