diary
DiaryINDEX|past|will
今日は風が強かった。 風の強い日は嫌いだ。 数多くの学習経験から、目にゴミがはいる感覚が常に蘇る。
遠い昔の幼い日。 目にゴミが入ってしまい、ごしごしこすっていたら それを見た幼馴染みの『真ちゃん』が 「はるみちゃんが泣いている!」と勘違いし 可哀想だからおうちに呼んであげようと思った(らしい)。 事情がわからない私は、誘われるままにおうちに入り 昼食をごちそうになった。
そこに至るまでの経緯を聞いたのは その昼食の最中、真ちゃんのおかあさんからであった。 真ちゃんの優しさが、なんだか嬉し恥ずかしく照れて緊張した。
真ちゃんは、とても優しい子で、私は彼のお嫁さんになりたかった。 真ちゃんに優しくされると、真ちゃんも私を好きなのかなと思い それが、嬉し恥ずかしかったのだ。
その後 小学校1年〜5年生まで、小林君という子のことが好きだったので 『初恋の相手』は小林君ということにしていたが お嫁さんになりたかったのだから、初恋の相手は真ちゃんだ。
真ちゃんは、今も当時と同じ場所に奥さんと子どもと一緒に住んでいる。 どんなおじさんになっているだろう。 最後に会ったのは、お互いが10代の時だった・・・
と、風の音を聞きながら、初恋の相手を再確認し 思い出に浸る私は『逞しいおばさん』になっている。
|