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2004年03月11日(木) 春の嵐

今日は風が強かった。
風の強い日は嫌いだ。
数多くの学習経験から、目にゴミがはいる感覚が常に蘇る。

遠い昔の幼い日。
目にゴミが入ってしまい、ごしごしこすっていたら
それを見た幼馴染みの『真ちゃん』が
「はるみちゃんが泣いている!」と勘違いし
可哀想だからおうちに呼んであげようと思った(らしい)。
事情がわからない私は、誘われるままにおうちに入り
昼食をごちそうになった。

そこに至るまでの経緯を聞いたのは
その昼食の最中、真ちゃんのおかあさんからであった。
真ちゃんの優しさが、なんだか嬉し恥ずかしく照れて緊張した。

真ちゃんは、とても優しい子で、私は彼のお嫁さんになりたかった。
真ちゃんに優しくされると、真ちゃんも私を好きなのかなと思い
それが、嬉し恥ずかしかったのだ。

その後
小学校1年〜5年生まで、小林君という子のことが好きだったので
『初恋の相手』は小林君ということにしていたが
お嫁さんになりたかったのだから、初恋の相手は真ちゃんだ。

真ちゃんは、今も当時と同じ場所に奥さんと子どもと一緒に住んでいる。
どんなおじさんになっているだろう。
最後に会ったのは、お互いが10代の時だった・・・

と、風の音を聞きながら、初恋の相手を再確認し
思い出に浸る私は『逞しいおばさん』になっている。



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rachel |MAIL

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