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2003年12月24日(水) 節目のクリスマス

「サンタさんが、来れないといけないから早く寝よう」
そう言って、かずぴーはベッドに向かった。

どうしよう。
今年は、サンタさんに何をお願いしたのか探っておらず
従って、プレゼントの用意はない。

そろそろサンタさんは卒業だと思い
「今年は中学生だから、もうサンタさんは来ないね」
と、布石を打っておいた。(彼はそれを否定したが)
もとより、彼がまだサンタさんを信じているのか怪しいとも思っていた。

しかし。
彼は信じていた。
私にもお願いしたプレゼントを明かさず
「明日の朝が楽しみだ〜♪」と言って早寝をしたのだ。
過去のプレゼントを列挙して、サンタさんを賛美しながら。。

彼にとってサンタさんは、メルヘンチックなものとも少し違う
何か不思議な力を持った存在であるという。
信じなくなる前に、来なくなってしまうなんて。。。
それが、私のせいだなんて。。。。。

「節目の時なんだよ。彼がそれで寂しい思いをしたって仕方ないよ」
と、あやぽんは言う。
「いつまでも信じているわけないし、高校生になっても信じてちゃ困るし。
 ママが何かを用意すればいいって問題じゃないよ。」と言い放つ。
そういう彼女は、中学生になった途端
「今年から、サンタさんにはプレゼントを頼まない」と宣言した。
彼女なりの「もう信じていない宣言」であった。
彼女の言うとおりなのだろう。
そして
節目と言えば、私にとっての節目でもあるのだ。
もう二度と
子どものためにこっそりプレゼントを用意することはない。

明日の朝が憂鬱だ。
がっかりした彼を見るのが辛い。

そして明日は、彼のテニスの試合である。
あー。。。



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rachel |MAIL

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