2月です 案の定,1月は誕生月にもかかわらず,ドタバタしたまま終わってしまった。 誕生月サービスがあると知るのは,終わってからが多いモノです。
レントゲンで身体の中を診るように, 地中にも同様のことをして可視化しようとする試みは古くからある。
宇宙から降り注ぐミューオン粒子とかを ピラミッド内部で測っていたら,上部に玄室のようなものがあることが判った ってな話もある。
地中を診るのは難しい。 色んな物理量で試みているようだけど。
弾性波速度(P波)も判るようで判らない量だ。 トンネルなんかで多用され,地下を速度構造で区分して地山強度を判定しているのだが, 速度構造も,せいぜい4層までで基盤に至る。 基盤速度並の速さになると,その層を伝わってしまうので その下位の層は判らず,それが基盤層として扱われる。 実際は,基盤の下でも脆弱層はあるのだろうけど。
一番不思議なのは,第1層である。 300m/s程度の速度層となるのだが,水分含んだ地層であれば, 水の速度1,500m/sより遅い層なんて検出できないっしょ? 土粒子間に存在する水を伝わる波が早く到達するでしょ? って,図学上出現する遅い層に泣かされる。
トンネルの調査なんてかなりふざけている。 トンネル施工面深度の岩盤状況が知りたいからって, トンネル計画線上を計測している。 地盤には走向傾斜もあり,速度が速くなる方向や異方性があることは知られている。 にもかかわらず,トンネル計画線を測定している。 ま,概略で良いからそうしているのだろう そして,施工してみると調査結果と乖離している!とかってね そりゃ当たり前さ。
レントゲンのように通過させたらどうなるか? それこそX線のようにほぼ直進するような短波長なら判るけど 早い場所を選択して通過してきたらどうなる? 屈折,回折,反射・・・・ 波は直進するものとする・・・という仮定を置かなきゃ理解できない
更に3Dを考えると,ついていけない。 って,このテの学問が30年も大した進歩していないのを見ると 携わる人間が少ないというか,ニースが無いというか, 解が1つでないからか・・・ 皆お手上げなのだろう。
とはいえ,しっかりBIM/CIMとか別からの波がやってきており, 3Dに対応しないとやっていけなくなる。 ま,おらっちは関係無いけどぉ
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