別世界日誌4

2002年12月13日(金) 基本姿勢

物事をこなしていくには様々な要因が絡んできて、それをうまく整理しながら進めなくてはいけない。
概略の方向性を決めることは重要であるが、その方向性を更に絞り込むという作業が極めて重要である。
必ずしも直線的に進むことが正解ではないことは往々にしてあるにせよ、見当違いの方向に進んでいては、どこにも辿り着かない。
その絞込み作業というのが、熟練を必要とする。
一種のカンとも言える作業である。
確かに、野生のカンと称して1度(或いは数度)成功することはあるだろうが。
経験がモノを言うわけで、先達を馬鹿にしてはいけない。
馬鹿にしているような糞ジジイである上司に、叶わない自分が居たりする。

不幸にも俺は部下思いの上司に出会っていない。
優れた技能を持っているものの、部下の育成に長けた人ではないというだけだが。
そんな上司であっても学ぶものは沢山ある。
というかソレを自分で学んでいかなくてはならない。
反面教師になりそうなものであるが、実際は、自分が歩いてきた道を、部下にも与えているのが実情だったりする。
そう、俺も部下の育成は下手っぴだったりするわけだ。

そんな上司が唯一教えてくれたこと。
それは、進むべき道をまず3つに絞り込むということだ。
まず、その3つが大枠からズレないこと。
これを経験によって精度を上げろというわけだ。

それぞれ人間は持って生まれた特性がある。
いつまでたっても精度が上がらない場合もある。
しかし、そのズレに気がつかない場合、その人間はソコに留まることになるのだろう。

これは、対人間に対しても言えることだ。
自分にとって得るものがあるかどうか(損得勘定ではないにせよ)、その判断は重要である。
従って、数多くの人間に出会えば、確率が上がるというわけでもない。
下手な鉄砲数打っても当らないのである。
もっとも、数を競うのであれば、それをしなくてはならないだろうが。

自分はスマートでありたい。
それが俺のモットーでもある。

しかし、人間思うようにいかないものだ。
モラトリアムの時代から、俺はかなり遠回りをして、しかも、自分で泥の道を突っ込んで歩いてきたような気がする。
その分、人の痛みも判るようになってるだろうし、弱者の立場にも立てる。
でも、俺はそんなことを望んでいるわけではない。
できれば最短の道を歩きたいのだ。
目標や夢がどこにあるのかも判らないまま過ごしているものの、
その思い無くては、進歩しないことを良く知っている。

つまらんネットでの中傷や2チャンネルの話題。
興味のある人にとっては面白いのだろうが、俺にとってはそんな時間も無駄だったりするかもだ。
(正確に言えば卒業しただろうが)

仕事も管理する側になってくれば、立場違ってくるものだし。
ぴーちくぱーちく囀っているうちがハナだな。


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