Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
ボノム・リシャール
今週はこれといった海外ニュースもないので、お休みにしようかとも思ったのですが、先々週の記事で、ちょっと時間を置いたほうがいいかと紹介をとりやめた話題があるのでそちらを。
先々週、11月1日のやふうニュースを見ていて、200年前の海洋小説ファン的にはあら?と思った記事がありました。
米海軍:佐世保の強襲揚陸艦艦長を解任「漏えいで調査」 http://mainichi.jp/select/news/20131101k0000m040168000c.html
問題の艦は今もめているオスプレイ絡みの問題もあり、200年前の海洋小説的な、つまりニュース本筋の問題点を離れた視点で、このニュースを取り上げるのもいかがなものか? と思って1週間待ってみたのですが、
200年前の海洋小説ファン視点で見てちょっと驚いたのは、問題の強襲揚陸艦が「ボノム・リシャール」という艦名で、かつ佐世保、つまり太平洋西側の第七艦隊所属だったことなんです。 こんな点はニュース本筋の問題点とは全く関係ないことなのですが。 「ボノム・リシャール」は、230年ほど前、アメリカが独立する前の、アメリカ海軍がまだコンチネンタル・ネービーと呼ばれていた時代の英雄、ジョン・ポール・ジョーンズが艦長を務めていたフリゲート艦です。
アメリカ海軍では特別な艦名でしょうし、現代でもその名前を継いでいる艦があるだろうとは思っていました。 でも、ジョン・ポール・ジョーンズが初代ボノム・リシャールで活躍したのは、大西洋でしたので、その名を継ぐ艦は大西洋に所属する艦隊にいるのだろうと思っていたんです。 佐世保と聞いてちょっとびっくりでした。 いや、それだけの話なんですけど。
話題がなかったらお休みにします、とか言うと、3週連続話題があるものなんですね。たまたま毎週更新できてますけど、もし更新がぬけたら、「今週は話題ないのね」と思ってください。
コランタン号は隔月更新のようで、10月末の更新はありませんでした。先が待ち遠しい。
2013年11月10日(日)
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