先週、グロリア号のレポートを書くのに、25年前のアルバムを引っ張り出してきました。1983年の大阪帆船まつり…グロリアとは25年ぶりの再会だったんです。アルバムの中には、旧日本丸と旧海王丸の現役時代の写真もあって、3連休の3日目、20日の海の日には横浜で新日本丸と新海王丸の同時展帆がありますが、それをはるか桜木町駅前から見守るしかない旧日本丸も、かつてはこんな姿があったんだなぁと、ちょっとお蔵出しです。写真はすべて1983年10月のもの。旧日本丸と旧海王丸、どっちがどっちかわかりません。ハッチカバーの色で見分けるのだと言う話ですが、遠すぎてちょっと…。夕方、日本丸が出航してきました。大阪港の外へ。「悲しい色やね」がヒットしたのはこの少し前でしたっけ? あぁこれがオオサカ・ベイかぁとか思ってた記憶が。ぢつは当時の私はまだ海洋小説ファンではなかったんです。アーサー・ランサムと、宝島で帆船を知って、ただ漠然と帆船きれいだなぁと思ってただけで、この時はちょうど奈良に秋の正倉院展を見に行く計画があったので、じゃぁ一緒に大阪に帆船みにいく?…なかなか滅多にこんなに来ないらしいしって。でもこの時、NHKはずいぶん帆船まつりをプッシュしてました。確かアナウンサーがハワイから、サグレス(ポルトカルの練習帆船)に同道してレポートする番組をやったり、ダルモジェジィ(ポーランドの帆船)の航海ドキュメンタリーもNHK特集でやったし、まだ外国に行ったことも行く機会もなかった私は、ランサムや宝島の舞台の海が見たくて、このダルモジェジィのドキュメンタリー番組を見て、あぁホンモノ見たいなぁと思ってしまったんです。この大阪から帰ってから3ヶ月後に、私は本屋の店頭で平積みされたボライソーの6巻を見つけるんですよね。これは本当にジャケ買い…つまり表紙絵の帆船につられて買いました。そこから人生を誤り…じゃない海洋小説にはまって、現在に至るわけです。メキシコのクワウテモック…6月に横浜にいらした方、今とあまり差違はないでしょうか?このマストは縦帆用だからチリのエスメラルダね。写真…うまくありませんよね…っていうか今だと見るところが違うから、こんな写真の撮り方はしないと思うんだけど、サグレスとダルモジェジィにはその後再会していません。グロリアだって今回が25年ぶりですし、サグレスの写真はあるんだけど、一緒に行った友人が写っているので、ちょっと勝手にupするわけにはいかない…おゆるしください。ダルモジェジィは今みてもOKな写真がとれてます。夕日のダルモジェジィこの2隻にはまたいつか、再会したいですね。*********************************************この連休は東京にいないため、更新はありません。