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Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
ビクトリー号のお化粧直し?

英国ポーツマスに現存する、トラファルガー海戦のビクトリー号と言えば、黒く塗られた船体にオレンジ色の砲門のストライプが特徴…ですが、
いまげんざいは保存修復作業のため、ずいぶんと様相が変わっているようです。

http://www.hms-victory.com/index.php?option=com_content&task=view&id=157&Itemid=1

黒の船体は灰色に、オレンジのストライプは白に、砲門は薄桃色に。
なんだか、とつぜん、パステルカラー?
英文を読みますと「facelift」のため、とあります。
faceliftは化粧直しという意味もあるんですが、改装・モデルチェンジという意味もありまして。あ…じつは美容整形という意味もありますが、これはこの際除外させていただく…としても、

これ修復作業が終わったら元の色に塗り直すのでしょうか? それともずっとこのパステルカラーで行くんでしょうか?
それは、まぁ、現在の英国海軍の艦船はこの灰色ですから、現代風って言えば現代風…時代に合わせたイメチェン?…になるのかもしれませんが。
改装終了時には以前の、黒とオレンジのストライプに戻ることを、個人的には希望いたしますが。

そう言えば…以前にH.M.S.リバプール(英駆逐艦)が晴海に来た時に思ったのですが、英国海軍の…というか大西洋の軍艦って、自衛隊の護衛艦より明るい薄い灰色なんですよね。
並んで碇泊していると、自衛隊の護衛艦が濃ねずみ色なのがよくわかる。
これって何か不思議で。
…というのは、イギリスの海って日本の海よりもっと灰色が濃いいんですよ。
もし軍艦の色が保護色なのだとしたら、北大西洋の艦の方が濃いねずみ色になるのではないか?と思ったのですが。


2008年06月08日(日)