言って参りました! 横須賀帆船パレード。観音崎の灯台下から見ていました。良いお天気、青い海、総展帆!思わず「出た〜」とか叫んでしまいました。最初に登場は日本丸。岬の陰からしずしずと現れると、もうそれだけで嬉しくなってしまいまいます。そして、海王丸、総展帆ですよ。今まで海上を航行する帆船は何度か見に行きましたが、総展帆で航行する姿を見たのは、生まれて初めてだったりします。東京港、大阪港、横浜港いずれも操船海域が狭いので総展帆には出来ないという事情があって、横須賀は東京湾の湾口に近いとは言っても浦賀水道が近いから、展帆は無理だと思っていたのですが、これが見られるとは思いませんでした。これが見られただけでも横須賀まで行った甲斐がありました。大阪からはるばる「あこがれ」。3隻ですけど、ちょっとした艦隊に見えません?ちょっとだけジェフ・ハントの表紙挿画…これが現代の東京湾だというところが感激。日本丸がもう帆を巻き上げているのがおわかりでしょうか?これは猿島沖から浦賀に引き返してくる復路、これは逆風になるようです。海王丸も横帆は全て絞ってジブとガフのみで航行しています。往路の海王丸は、エンジンを使用せず完全に帆走していたように、観音崎からは見えましたが、実際はどうだったのでしょうか?うーんでもやはり、帆船はスローペースですね。途中、自衛隊の護衛艦(143 ヘリコプター護衛艦 しらね)とすれ違っていましたが、護衛艦もかなり徐行ならぬ徐航していたけれど速度が格段に違って、これが帆船時代と現代の差なのかしら…と思いました。