Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
アスランの声はラッセル・クロウ???
今冬公開のファンタジー映画、「ナルニア国物語:ライオンと魔女」のアスランの声の候補が、ラッセル・クロウかリーアム・ニースンに絞られた…というニュースがアメリカのクロウ関連ネットに出ていましたが、本当でしょうか? この話、まだ裏がとれていないのですが。
アスランはライオンの姿をとったナルニアの絶対神。 これは…合うんじゃないでしょうか? ラッセルの声。 まだ掲示板の噂ですから、ガセネタの可能性もあるのですが、でも個人的にはちょっと聴いてみたい気がする。
リーアム・ニースンってどんな声でしたっけ? いかん、これは早いところ十字軍の復習して「キングダム・オブ・ヘブン」にリースン聞きに行かなければ。 まだ「キングダム…」行けておりません。上映時間が長いので開始時間が早いというのがネックで。 先に「クローサー」を見に行ってしまいました。
これは実に面白い…、と言っても「楽しかった」という意味ではなく、「見応えがあった」という意味で。 でも「見応えがあった」と言っても、決して理屈で重い見応えではなく、おそらく余計なことを考えずに感受性のチャンネルを開いて、理性ではなく感性でありのままを受け止める映画…かもしれません。
テーマは二組の男女の愛のすれ違い。 …というよりは、男性と女性の愛というもの、もしくは愛に求めるもの、に対する感覚のすれ違い…なんでしょうね、たぶん。 私はアンナ(ジュリア・ロバーツ)とアリス(ナタリー・ポートマン)の気持ちはわかるけど、ダン(ジュード・ロウ)はわからない。ラリー(クライブ・オーウェン)の方がまだわかるけど、でもやっぱりすっきりとはわからないなあ。 でもきっとこの映画、男性がご覧になったら、アンナはともかく、アリスはわからない…という感想になるのではないかしら? このわかる、わからない、というのは理屈ではないと思います。 いや、男二人は理屈かもしれないけれど、アリスのは理屈ではないわね。私も何故わかるのかは説明できない。ただ共感するだけ。 とてもよく出来たドラマです。
ナタリー・ポートマンとクライブ・オーウェンはこの映画でゴールデングローブの助演賞を受賞していますが、これは納得ですね。 実を言えばジュード・ロウだって、主演賞にノミネートされた去年の「コールドマウンテン」のインマンよりも、こちらの方が複雑で難しい役だとは思うのですが。 でも一般受けはしないかしら、ある意味「嫌な男」かも。これはオーウェンにも言えることですが。 綺麗なジュード・ロウのファンや、ストイックなクライブ・オーウェンお好きな方にはあまりおすすめできないかも。 役者の幅を知るには面白いと思うけれども。
さて、話し戻って、 アメリカではロン・ハワード監督の最新作「シンデレラ・マン」の公開が近づいて、クロウはプロモーションのため渡米しているようです。 6月1日の「シンデレラ・マン」ニューヨーク・プレミアには、ジェニファー・コネリーがゲストで来ていましたが、彼女のダンナはいませんでした。 彼はまだ何処かで撮影中なの? 「ダ・ヴィンチ」はまだでしょ。
そう、ロン・ハワード監督の次回作「ダ・ヴィンチ・コード」。 これ当初は主役にラッセルの名前が挙がっていたのですが、それはトム・ハンクスになって、でも今度はジェニファーの旦那様ことポール・ベタニーに、シラス役のお声が。 Yahoo USA Movieによると、契約にサインしたそうです。 いやこれ…涙が出てしまうほどハマリ役ですけど。でも…原作イメージではもうちょっと若い人に行くかと思ってた。「コールド・マウンテン」の酷薄な殺し屋を演じたキリアン・マーフィとか、あのイメージ。 まぁハワード監督としては実績でポール・ベタニー、というところなのでしょうか?
2005年06月05日(日)
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