有明に停泊中のヴィクトリア号の写真です(5月1日撮影)。ヴィクトリア号全景見慣れた(?)19世紀の帆船に比べると、マストが低くバウスプリットが長いですね。オートマで撮影したので、露出を失敗しています。5月の陽光の下に真っ黒な船体…ですので。ちょっと絞りを開放側にに補正した方が良いのかしら?ヴィクトリア号船首木造帆船ヴィクトリア号、船腹のラインが綺麗(うっとり)。私は乾ドックではなく水に浮かんでいる木造帆船を見るのは初めてかもしれません。サプライズ号のように肋材の音が聞こえないかと耳をすませたのですが、駄目でした。ヴィクトリア号船尾船尾楼が高いのがこの時代の特徴ですが、想像以上に高いのでびっくり。渡り板を歩く乗組員さんの遠景に水上バスのビックサイト船着き場が見えてます。索具復元船ビクトリア号のロープ類は植物繊維の昔ながらのロープです。錨と錨鎖注目!錨鎖が鎖ではなくロープなんですよ。これは19世紀初頭でも同じなのですが。小説を読んでいて「錨鎖を斧で切断」するという表現がありますが、海洋小説を読み始めたばかりの頃は私も、鎖を斧で切断するのだと思っていて、ずいぶん丈夫な斧なんだなぁと感心していました。正解はこちら。このロープなら斧でも切断できますね。太平洋の荒波の痕が船体に残されているのがわかります。ガフにはスペイン国旗スペイン船ですので、もちろん船尾にはスペイン国旗。索具の間に飛行機が写ってますが、有明埠頭は羽田空港への着陸コースにあるので国内線がひっきりなしに上を飛んでいます。海を渡る道具は500年でこんなに変わりました…というところでしょうか?