【海事情報外】海洋小説や帆船とは全く関係のない話題です。海事情報とは全く関係の無い話題…ということで「海事情報外」なのですが、何かもう少し良い言い回しは無いものでしょうかね?米国のパトリック・オブライアン・フォーラムではこのような話題はずれの書き込みには【no POB】(POB=P.オブライアンの話題にあらず)という断り書きがつくのですが、英語の方が短くて簡潔。ともあれ、今回は全く海洋小説にも帆船にも無縁の話題です。先週、更新をお休みして、月曜はお仕事もお休みして、櫻の奈良・京都に行ってきました。最近は暖冬で櫻が早く、年度末残務の関係で4月中旬まで休みのとれない私に古都の櫻は無縁の世界だったのですが、幸いにも今年は3月寒くて、今週まで櫻がもってくれました。こんなチャンス、この先また何年あるかわからないので、新幹線に飛び乗ってしまいました。一年一度のチャンスですし、綺麗な写真もとれましたので、ちょっとページをお借りして紹介させてくださいまし。談山神社と多武峰談山神社 塔《談山神社》JR近鉄 桜井駅より奈良交通バス多武峰・談山神社行きで25分。終点下車。ここは中臣鎌足が中大兄皇子と蘇我氏を討つ相談をした山中の地…というわけで談山神社。大化改新発祥地ともいわれております。聖林寺《聖林寺》JR近鉄 桜井駅より奈良交通バス多武峰・談山神社行き10分、聖林寺下車。桜井駅から談山神社へ行く途中。国宝の十一面観音像で有名なお寺です。観音様には女性的なお顔立ちのものが多いですが、この十一面さまは中肉中背で凛々しいと言える男性的な観音様でしょう。お堂に座して観音様を見上げていると、お像を囲むガラスケースに開かれた扉の外の景色…はらはら散る櫻の風情が映って、ちょうど観音様の裳裾に花びらがまとわりつく…ように見えるのが素敵でした。當麻寺《當麻寺》近鉄 当麻寺駅から徒歩10分。大阪での待ち合わせにはちょっと時間に余裕があったので途中下車。中将姫伝説と當麻曼陀羅で勇名なお寺です。地元の方には笑われるかもしれませんが、数年に一度しかこの地を訪れない私に、お寺の背後にそびえる二上山は、やはり聖なる山と映るのでした。春日大社《春日大社》奈良公園内。ここから月曜日、早起きして奈良公園をお散歩。素朴な馬酔木も風情のある飛火野でした。醍醐寺《醍醐寺》市営地下鉄東西線 醍醐駅から徒歩10分。秀吉の醍醐の花見で有名な醍醐寺。古来から有名な櫻名所だけあって、人、人、人。この写真、実は柵の最前列で望遠をきかせて撮りました。見事に人混みカットに成功。まさか撮影者の背後をどやどや団体さんが歩いていたとは思うまい。三宝院の庭園は、やはり人の少ない季節にじっくり座って味わうべきものでしょう。仁和寺仁和寺 左近の櫻《仁和寺》京都駅より市バス26番山越行きで45分。または嵐電 御室駅下車すぐ。御室櫻という遅咲きの櫻の名所ですが、やはり開花にはちょっと早かった。でも境内のソメイヨシノとミヤマツツジは綺麗でした。ここは御室御所とも呼ばれる皇室ゆかりのお寺、勅使門から白書院、黒書院にかけての高雅な品格は独特で、このあたりはやはり江戸っ子には逆立ちしても叶わない伝統の積み重ねだなぁと思います。