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Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
[SeaBritain 2005] 今夏の帆船レースなど

Sea Britain 2005のプレスレリースには、英国のトレーニングシップの航海予定や、一般トレーニー募集のおしらせなども載っています。
これを見ていくと、今年の夏から秋にかけての帆船レースの情報などもつかめて、なかなか便利です。

Tall Ships Youth Trustのプリンス・ウィリアム号は全長60メートルの横帆船ですが、6月の国際観艦式の前後11日間に及ぶ航海の一般乗船者を募集しています。乗船者といっても客室に座っているお客さんではなくトレーニー、ロープを引いて帆をあげたり、マストに上って作業をすることも。
ただしこの時期の乗船料はお高い。11日間で£999(約20万)。

プリンス・ウィリアム号は、7月〜8月にかけて行われる「2005 European Tall Ship Race」にも参加します。
このレースは7月8日〜16日がアイルランドのWaterford〜フランスのCherbourg、ここからイギリスのNewcastleに移動し、7月27日〜8月5日が、NewcastleからノルウェーのFredrikstad。レースはこの2回に別れて行われますが、移動区間のつなぎ航海にあたるシェルブール〜ニューカッスル間(7月16日〜27日)で一般乗船者を募集するとのこと。こちらは夏休みに当たるゆえか青少年限定で乗船料は£749。

さらに、10月31日〜11月3日に、イングランド南部ワイト島沖で行われるBrig Match Raceにも参加。この時の乗船料は£299(約6万円)とか。

まぁ実際に乗船するのはともかく、このプレスレリースから、帆船レースの日程を知ることは出来るので、これを狙って現地に行ってみる…というのも良い手かもしれません。
プリンス・ウィリアム号に関するプレスレリースはこちら

ところでこのプリンス・ウィリアム号、北の海が冬の間は、カリブ海や地中海に出稼ぎ行っているようなんです。…と言っても海賊稼業ではなく、観光業。
マジョルカ島、イビサ島、メノルカ島…このあたりを航海しながら、セイリング・ホリデーと称して一般乗船客を乗せているとか(もちろんロープを引いたりマストに上る作業つきで)。
これって、ひょっとして、帆船でメノルカ島に入港できてしまう…ということですか?
マストの上から地中海をぐると見渡すことができるとか?

現代でもあの時代を体験するのは、決して不可能でも夢のような話でもない…ということです。
このセイリング・ホリデーの詳細をお知りになりたい方はこちら

大西洋横断航海とか、アンティグア、バルバドス…などカリブ海をめぐる航海もあるようです。
あぁダドリ・ポープの描いた、あの空と海が本当に体験できるのかぁ…と思いますが、問題は、日本人は1週間も休みがとれない…ということで。
でもご安心ください。乗船客の対象年齢は18才〜75才ということで、リタイア後に挑戦することも可能です。

そうそう、カリブ海と言えば、「パイレーツ・オブ・カリビアン」の鍛冶屋のウィルのお父さん役は、二転三転したあげく、結局ステラン・スカルスグールドに決まったそうですね。2本まとめて春から撮影開始ということで、航海じゃない公開は「パイレーツ2」がアメリカで来年2006年夏、「パイレーツ3」は2007年夏だそうです。

先週予告していた通り、管理人は今週(明日)から年度末関連で超多忙になりますので、多少更新が少なくなるかもしれません。3月の次の3連休(5週間先だわ…嘆息)頃には復帰している予定ですが、毎日来ていただいても更新があるとは限りませんので、しばらくの間、よろしくお願いいたします。


2005年02月13日(日)