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Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
海洋画家ジェフ・ハントのDVD

海外のオブライアン・フォーラム「ガンルーム」のニュース・ページに、、
オーブリー&マチュリン・シリーズの美しい表紙絵を描いているジェフ・ハントのドキュメンタリー番組が、DVDとビデオで発売されるという情報がありました。
史料調べから始まるハントの創作姿勢が丹念に描かれた秀作とのことです。

「ガンルーム」に紹介された製作会社のホームページに行ってみましたが、まだ準備中で、海外からの通販については何の言及もされておらず、どうしたものかと思っていたところ、
このDVD/ビデオがアメリカの海洋書専門ネット「Tall Ship Books」から購入できるとの情報を、Tさんからいただきました。ありがとうございました。

このDVD/ビデオに関する「Tall Ship Books」のアドレスは下記の通り。
http://www.tallshipsbooks.com/Videos/Videos2.html

このネット専門店は他の海洋小説の入手などにも便利です。

また久々にこの専門店をのぞいて気付いたのですが、ピーター・ウィアー監督がM&C製作に際して参考にした、とメイキング(原作小説へのアプローチ)で語っている1929年の記録フィルム「Around the Cape Horn」も発売になるようです。
このビデオに関する情報はこちら
http://www.tallshipsbooks.com/Videos/Videos3.html

もう一つ、アメリカでの版元ノートン社の主催するオブライアン・フォーラムに、面白い書き込みを見つけました。
現在サプライズ号を有するサンディエゴ海洋博物館に知人がいるファンの方からの書き込みによれば、博物館には今、サプライズ号を撮影に使用させてほしいとの映画会社からの接触があるらしいのです。ただしここはM&Cを製作した20世紀FOX社ではありません。
博物館とFOX社が交わしたサプライズ号に閑する契約の中には、他社がサプライズ号を使用しようとした場合、FOX社が望めばこれを拒否も出来る…という一条もあるようですが。
このFOX以外の映画会社について、博物館の関係者は書き込みをしたファンに対し、「まもなく君にもわかる」と答えたそうです。

サンディエゴ博物館とFOX社がこの問題にどう対処するにせよ、この話からするとハリウッドには何か新しい、帆船を利用した別の映画の撮影計画がありそうですね。
もっともそれが実は既に皆さんがご存じの「パイレーツ・オブ・カリビアン2」だった、ということもありえるわけで、あまり今から余計な期待はしない方が良いのかもしれませんが。


2004年11月21日(日)