Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
エーゲ海の熾烈なスロー(?)バトル
ここ一週間、世間さまはオリンピック一色ですね。 夏が苦手な私は、どうも夏のオリンピックは苦手で、「この暑いのに、暑そうな映像を見るなんて…」とぶつぶつ。 水泳だって、熱が入っちゃうとアナウンサーも熱くなってしまって、見ていてもちっとも涼しくなりません。
ヨットってやらないの〜? ヨット中継あったら見てもいいわ。私、エーゲ海が見たいのよ〜。 とずっと言っていたのですが、銅メダルが確定したおかげで、本日やっと見ることができました。 ヨット競技と言うと、アメリカズ・カップは以前に見たことがあるのですが、オリンピックは殆どありません。少なくとも日本では。 実は以前にオリンピック中にイギリスを旅行していたことがあるのですが、その時にちょっというか大量に見せられました。 イギリスのオリンピック中継ってヨットとボートばかりなんですよね。やっぱりお家芸だからでしょうか?
今回も金メダル争いはイギリスとアメリカの一騎打ちで、日本はスウェーデンと3位争いをしていました。 一昨日、船上生活をスローライフと書きましたが、ヨット競技もさすが海の上、熾烈なスロー(失礼!)バトルです。 全くわからない人が見たら、これが世界一をかけた勝負だとは思えないんじゃないでしょうか? のろのろと海面を進んでいるようにしか見えませんもの。 この熾烈さはきっと、見る人が見ないとわからないものなのでしょう。
私自身は乗る機会にはめぐまれず来てしまいましたので、ヨットのことはわかりません。 だから見てもわからない人のうちに入るとは思いますが、でも帆船映画を見る時の習慣で、ついつい風向きチェックはしてしまう。 そうすると、素人ながらにある程度は見えてきて、ここは風上に向かうから間切なきゃいけないんだな…とか、ひょっとしてあの2艇は風上とり争いをしているのかな?…とか、 どこが熾烈なのかはわからないけど、とりあえず必死に争っているらしいことはわかります。 きっと実際にヨットに乗る方たちが見たらもっと面白いのでしょう。
でも各国旗の描かれたスピンネーカー一杯に風をはらませて、20を超える数のヨットが縦列帆走している図…というのは、それだけでもため息ものでして、今朝は本当に素敵なものを見せていたただきました。 ヨット470級、銅メダル獲得、おめでとうございます。
2004年08月22日(日)
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