雑記

2004年11月17日(水) お久しぶりです

お久しぶりです。
今回は5月以来・・・ですね。申し訳ありません。

あんな日記書いた後放置してたので、単なるいつものさぼり癖だけじゃないと思われてたかもしれませんが・・・
(さぼり癖のせいもあったのだけど)
サイト閉鎖して、同人やめて、ついでに筆も折っちゃおうかななどと思ってた時期もあったんです、実は。
冬コミの申し込みだけはしてたけど、受かったとしてもこれで最後かもなあなどとうだうだ思っておりました。
でもね、最近やっと思い出したんですよ。
アンタ、なんで百合書き始めたんだっけ? っていう単純なことを。
そしたらさ、なんかあほらしくなって来ちゃって。

私は、読みたいものがどこにもなかったから、書き始めたんだったなあと。
その前から小説を生み出すこと自体は興味があって、ちまちまとオリジナル作品を作ろうとしたり、短いパロ小説を書いたりはしてたのだけど。
百合というジャンルがあることを知って、そういうものがあることを知って、はじめて私は自分がどんなものを欲していたのか気づいた。
けれど読みたいと切望するものは、その当時どこにもなくて。
いや、あったとしても探すのがなかなか困難な状況で。
それまで以上に「作品を生み出したい」という強い衝動に駆られた。

そう元々私は、自分のために書き始めたんだった。
はじめたときには少なくとも「人のため」ではなかった。
なのに本という形にして、人に読んでもらうようになって、いつの間にか人の目が気になってきた。
はじめは作り上げること自体が楽しかったのに。
「多くの人に好かれる百合」にしたいと、しなければならないとどこかで思っていたような気がする。
けれどその半面、私の嗜好はどちらかというとマイナー嗜好だということを理解してもいた。
そのギャップに気づいて、どこかいたたまれなさを感じてたんだよね。
それが、この「百合ブーム」で如実に現れてしまった。
「百合」が世の中にあふれ出して、でも私が欲するものとは、生み出したいものとはどこか違って。
だから、私が書くものは皆が欲しがる「百合」とは違ったんだなあと思って、書く気が失せていた。
物書きとして染み付いてしまった習性なのか、物語の案を思いついたり、想像を膨らましたりということはあったけれど、それを形にする気力がなかったのね。

でも決して多くの人ではないけれど、私が書いたものに「うっとりした」「涙が出た」と言われたとき、私はこの上ないほどの幸せを感じたじゃないかと、ふと思い出しました。
なんで、そのことを忘れてしまっていたんだろう。
自分の好きな物書けばいいじゃんと。
それが大勢に好まれる「百合」かどうかなんて、趣味でやってるもので気にする必要ないじゃないかと。


まあそんなわけで、やっとこさまた書き始められるかなあと思いつつ、元々の怠け癖も手伝って浮上できてるようなできてないような状況でしばらくうだうだやってたんですが、随分と意外なところから意外な出会いがあったりしまして。
まさか全然関係ない場所で百合を書く物書きさんと出会うとは思っていませんでした。
しかもこれがかなり私好みの百合を書く方で。
なんていうかもう、百合分100%配合栄養ドリンク投下された気分と言うか、起爆剤に点火された気分と言うか(笑)
この偶然の出会いに感謝したいなあと思いました。


うん、あまり外野のことは気にせずにマイペースで楽しんでいこうと思います。
割と人に感化されやすい質なのでまたうだうだ悩むこともあるかと思いますが。

というわけで更新再開します。
日記毎日更新とかは私には無理だってことがもうわかりきっているので、かなりゆっくりのペースだと思いますが、時折訪ねていただければ幸いです。


あ、そうそう冬コミは落ちました。


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桜夜蒼樹 [MAIL] [HOMEPAGE]

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