雑記

2004年05月13日(木) 最近の百合ブームに思うコト

え〜っと・・・・お久しぶりでございます
なんかもう、この言葉で始まるのが何回目なのか数えるのも怖いって感じなのですが・・・
今回は・・・・3ヶ月ぶりですね^^;
・・・・申し訳ないです orz

え〜っと、とりあえずご報告を

就職関係の叫びを何度か書き込んでたんですけど、なんだかんだありましてあと2年学生をすることになりました。
ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。


某友人たちへ  かなり前に言われたことへの返信

ここ、日記じゃないから雑記だから。リンクの方もzakkiに変えておいたから、今日。
更新頻度がどうって話以前に内容が百合話とかほんの時々アーチェリー話(これはこの先あるのか結構微妙だけど)とかを垂れ流してるだけのとこだから。
いきなり深夜に更新したと思ったら深夜番組の感想とか、これからもやると思うから。
多分、百合好きでもなんでもない君たちには全然面白くないとこだから。

だからね、ここを見に来ても「ああ、生きてるんだなあ」くらいで生暖かく眺めててください・・・・
時々日記めいたことも書くけど、ほんとに気が向いたときorネタがあったときしかやらないからそういう期待はしないで・・・
てかわざわざ見に来てくれてるのにこんなこと言うの悪いけど、いっそ見に来なくていいですから・・・・・


さて本題、やたら長い上に愚痴っぽいです。

ここのところ百合姉妹vol3が出版されたり、初の百合オンリーイベント「少女庭園」が開催されたりと百合界隈が元気ですね。
でも、実はなんだかそれに乗り切れてない自分がいたりします。
なんかね、四月頭あたりから百合に対するモチベーションがいまいちなんですよ。
なんせ、百合姉妹の新刊を読んでも全然テンションが上がらなかったんですよ・・・この私が。

少女庭園にサークル参加しなかったのはこの辺が理由なんです。
それでも少女庭園の開催決定時にはそれなりにテンション上がったんですけどね、その後どんどん下降して「なんかもう、今回はやめとこ」って感じになってしまったんです。
次があるかどうかすら怪しいので後々後悔するかもとは思ったんですけど、この状況じゃ満足に新刊も出せないだろというのと既刊分の再販費用を捻出するのがきつい懐事情とを考えて一般参加ということにしました。


五月病めいた鬱状態が四月あたりからあるものでそのせいかなとも思うんですが、最近の流行の百合を見てるとどこか疎外感のようなものを感じるのも確かなんですよ。
私が望んでいる作品って、こういうものだったのだろうかと。
まあ、もともと私の百合に対する好みが王道百合とはちょっとずれた所にあるらしいってのは自覚してましたが、ここのところ「百合」と謳われる作品が増えてきたことでそれが明確になりつつあるようで。
私が渇望しているものは実は「百合」とは違う何かだったんじゃないかと考えてしまうのです。
「百合」作品が少なかった頃はただ女の子同士が仲良くしているだけでもそれなりに楽しめてたんです。
欲が出てきたということなのでしょうか?

マリみて人気から火がついたせいか、
「清純で若い(思春期の)女の子たちのストイックで甘い恋愛めいた関係」
=「百合」
みたいな図式が成り立ちつつあるのかなと、特に商業で「百合」を謳う商品を見てると思うのですよ。
なんかね、それ見てると男性側の勝手な「清純な女の子」願望にさらされてるようにふと感じるのです。
いや、女性は女性で勝手な願望でBLやってたりしますからね、男性が勝手な願望もつこと自体はお互い様なんですけど。
ま、男性側の勝手な願望の方が数とか種類とかものすごいように見えるのであまり対等だとは思えませんが。

ただ、百合ってそういうジャンルだったの? とここ最近の環境の変化に対応できてない自分は戸惑ったりしてしまうのですよ。
いや、もともと私の認識がずれてただけなのかもしれないですけどね。
私は百合は恋愛物として捉えてきました。だから、世界設定やエピソードはともかく恋愛感情はリアルなものを読みたいし書きたいんです。
ふわふわ甘いだけじゃなくて、切なさとか、時に醜くも見えたりする嫉妬心とか。
いわゆるマリみて系の百合って百合の一部でしかなかったと思うのだけれど、そこだけ肥大したような最近の百合ブームはどこか気持ち悪いというか居心地の悪さを感じてしまうのです。

少女庭園の一般参加者の男性の多さを見ていて、やっぱり「百合」って男性のための処女信仰っていうか少女信仰っていうかの究極形なのかもしれないなどと考えてしまったり。
一部にエロもありましたけどそれはそれで男性向けの「一度で二度美味しい」に見えてしまったり。
供給側が女性の方が多いってとこにアンバランスさを感じますが。
BLは需要も供給も圧倒的に女性が多いのに、どうしてなんでしょうね?

書店に行くと最近は全然関係のない雑誌などでも「とりあえず女の子二人絡ませてみました」といった感じの表紙が目立って、なんともいえない気分になります。
「女同士が絡んでればいいってわけじゃないだろ」とか「流行ってるものなら節操なしか」とか。
まあ、商業出版なので仕方ないといえば仕方ないんですけど。


まあそれでも、私が好むものは少なくとも「百合」かその周辺にあるものであるのは確かなので、このままつき進むのかそれともいつか終わるであろうマリみてとともにブームも終わるのかどうかは知りませんが、適当に距離とって傍観してようかと思います。
でもね、「百合」の定義の一般認識が上で書いたやつになるようなら「百合好き」の自称を変えるべきなのかななどとも思うのですよ。
GLだとやっぱり大して変わらないような気がするし、いい言葉見当たらないんで便宜上これからも「百合好き」を自称するしかないみたいですけど。なんかいい言葉ないかなあ・・・


とまあ色々と語ってしまいましたが、百合界隈の隅っこでのらりくらりとしてる奴の戯言です。適当に流してやってください。
勢いで書いちゃったからなんか言葉足らずになってそうな気もするし・・・

あ、それと、別に男性に作品を読まれるのが嫌ってわけじゃないんです。
こっちの意図がどうあれ、世に出したものをどう受け止められるかは受け止めた方の自由だと思ってますし、誰かに読んでいただけるだけでもありがたいと思ってます。
まあ、私の作品だとマリみて系だけが好きな方が好むとはとても思えませんけどね。


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桜夜蒼樹 [MAIL] [HOMEPAGE]

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