セキセイインコ ゴン助の精巣腫瘍闘病記録
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朝、早く病院へ行った。混み合う前に出かける。 様子は元気で体重も安定。
獣医さんがこれなら、しばらく様子見で、 いつも通りの環境で良い、と判断。 ホッとしつつ、小さくはならない腫瘍に やはり誤診では、なかったか....と 失礼ながら思う。
ほぼ以前の元気を取り戻したゴン助。 足を踏み外したり、容態が悪化しない限り ブランコも許可が出た。 腹水がたまる症状の懸念を先生は 想定されていたようで、ひとまずお互い 良かったですね、と喜ぶ。
....失礼千万ながら、この先生は若い女性。 下手すると自分より年下かもしれない。 そんな事は、どうでもいいのだが、腫瘍だ、と 告知をされた時、声が上ずっていた。
表情は変化もないが、上ずった声で、 『助けてあげられる病気では、ありません』 そう告げたのだ。 おかげでこちらの方が、冷静になれた。 それでも処置は的確。検査も口にチューブを 入れたり、相当痛い事をしているのに ゴン助が鳴き喚かない。
何より処方された薬と、アドバイスの実行で 見違える程元気になった。 とても良い先生になられるのではないか、と 思うが、当然口には出さず。
今後は、薬を内容を変えつつ、腫瘍と付き合って 寿命を達成させる方針に。 薬も抗生物質で、症状が落ち着くも、免疫力が 落ちるため、できれば最小限にとどめたい、との事。 胃薬も吐き気を止めるものだったのを、荒れた胃を 回復させるものへ変更。
あとはひとまず同じ物を続行。 受けた注意は、季節の変わり目で温度が急変するため 温度管理に気をつけること。 免疫力が落ちると、カビや細菌にあっと言う間に やられてしまう危険がある。
保温にライトと温度計を使っているが、それでいい、と 言われた。ひとつだけ、左足がむくんでいるようだ、と 指摘される。現在動きに問題がないため、様子を見る。
黄疸も消えた。
それから間違っていた事。
ソノウに餌がたまるのが健康、と書いてしまったが 勘違いだった。念のためソノウがふくらまない、と 話したところ、たまった方が異常だ、と説明された。 ヒナならいいが、大人でそれは胃の異常か、 異物がたまった状態で良くないとのこと。
何ごともエキスパートの言う事は聞くべきものが ある、と思った。鳥は、物心ついた頃から飼っているが やはり、医学の知識に裏付けされたものとは 比べ物にならない。費用は、かかるが仕方ない。
本日、ソノウの検査と薬3種で5565円。 次は2週間後。安くはないが半端な死なせ方を して苦い記憶が残るよりはマシだ。 半端に死なせると、本当に辛くて立ち直れなくなる。 固体の価格をはるかに上回るので、小動物を獣医に 連れて行くのは、抵抗がある、というのも わからないではない。
それもあって自分では寿命が8年以上ないものは 飼わない事にしている。そしてエキゾチックアニマル など、獣医がまだ完全に、対応しきれないものも 飼わない。そうなるとよくなつくセキセイインコ (中型インコは声が大きすぎてうちの環境では 近所迷惑になる) か犬ばかり飼う事となった。猫は鳥がいれば 当然飼わない方が身のためだ。
友人がシーズーを数頭ひとりで飼っているが 獣医に苦労しているらしい。とにかく行く度に 一頭で、数万かかるのだ。獣医選びは大変だ。 私は運が良かったらしい。
できる範囲で充分世話できる生き物だけを 何度もずっと飼っていたい。
ゴン助、小康、機嫌も良好。
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