umityanの日記
DiaryINDEXpastwill


2017年11月21日(火) 誕生日お祝いと30周年記念お祝い。

日が落ちるのが早い。午後5時を過ぎると、めっきり暗くなる。若い頃は、日が暮れても、さほど気にならなかったが、だんだん齢を重ねると、「暗いなあーー、家へ帰らなくちやーーー」と、帰巣本能が。なにせ、車の運転がしづらくなるし、おまけに寒い。

そんななか、昨夜はある小料理屋のママさんの誕生日だった。僕、ジャイアンと、ネズミ男君、のび太君、と、たまごおばさんの四人で誕生祝いに出向いた。

午後6時半。のれんをくぐると、すでに先客が。僕たちは四畳半の小部屋へ案内された。すでにシャンパン2本と、ショートケーキを購入済み。シャンパンの栓を抜き、乾杯だ。僕、ジャイアンは言った。「ママ、70歳の誕生日おめでとう」というと、ママは、「し、し、失礼な。そんな、さば、読まないで、まだ60代だからね。ぷんぷん」と言って、一気にシャンペンのグラスをあげた。目が笑っていた。僕たちも笑いながら、グラスをあげた。

シャンペンの後はボジョレー・ヌーボーのワインだ。あっという間に、飲み干した。さああ、その後は焼酎のお湯割りで、いつものごとく、だべり、よく食った。

折もよく、30周年記念のお祝いをするとのことで、さるスナックよりTellが鳴った。僕たち4人は招待を受けていたので、小料理屋を後にして、出陣だ。誕生祝いと30周年記念のお祝いを、一度で済ますわけだ。車で10分くらいの所にその店はあった。

ドアをくぐると、中には大勢の客が。あちこちに胡蝶蘭の花が。いやあーーーきれいだ。僕たちも、たまごおばさんが、胡蝶蘭の花を持ってきていたので、それをママに差し出した。「4人からです」と言うと、ママは「あら、きれいな花ねーー」と、目を細めて笑った。

僕たちの席はあらかじめ用意されていた。カウンターーの奥にある別室。テーブルには、大きな鉢にもられた寿司らしきものが出された。小料理屋で、しこたま食ってきたので、腹はすいてなかったが。とりあえず焼酎を注文して、気勢をあげた。時折、ママさんや従業員が機嫌伺いで、顔を出した。

「さあ、歌おうぜ」とネズミ男君が言って、マイクを握った。「無縁坂」。うまいっつ。88点。ぞろ目だ。「ママ、ぞろ目が出たよ」と言うと、ママはすかさず奥から、「靴下」を持ってきた。「うんん、じゃあーー、この僕も」と言って。神田川を熱唱。出ましたーーーー。88点。いやまてよ、良く見ると、83点だ。3が8に見えたわけだ。ザ、ザ、残念。悔しいが仕方ない。

ネズミ男君は、その後、88点をたたきだした。「ぞろ目賞は一日一回だぜ」と僕、ジャイアンが言ったが、なんとママは機嫌良く、もう一つ、靴下を持ってきた。ネズミ男君は、それを、タマゴおばさんにあげた。のび太君とジャイアンは、恨めしそうにその光景を眺めた。

おっと、時間が11時になった。この辺でお開きだ。僕たちは代行を呼んで無事に帰省した。


umityan |MAILHomePage

My追加