umityanの日記
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2016年10月10日(月) 別荘に着いて。

軍艦島(大仏島)デジタルミュージアムでは、最先端の技術を使って、当時の生活風景を再現していた。スクリーンに映し出された映像は、僕ら、とっちゃん坊や達に強烈なインパクトを与えた。当時をしのばせるそんな島に明日、上陸することになる。従って、ここでは詳しくは述べまい。

さあて、我々はミュージアムを後にして、近くを散策した。道沿いにソフトクリームを売っている店があった。もち、皆1個ずつ購入。立ち食いが出来るのも、旅ならではのこと。地元で、立ち食いして歩こうものなら、変人、奇人、道徳知らず、愚か者、ならず者、あんぽんたん、あばずれ、性格悪し、と思われても仕方がない。まあ、旅の途中だから、これが許されてしまうのだ。(僕ジャイアンの解釈)

いよいよ、僕ら、とっちゃん坊や達は、のび太君が手配してくれた、ホテル、いや、いや、Villaだ。別荘ヘ赴くことになる。何でも山の上の方にあり、ゴルフ場ガ併設されている。部屋は1ユニットに4名が宿泊可能。5名につき2ユニットが申し込んであった。部屋の中央が憩いの場、団らんの間である。その左右に壁で仕切られた部屋があり、ベッドが二つずつ設けられている。団らんの間の正面には簡単な台所があしらえてある。1ユニットにトイレ2個。バスルーム2個と豪華である。また、最大の恩典は、きわめて料金が安いことだ。苦しいときは、なんと言っても「のび太君頼み」である。一人の料金が3千円を下回るようだ。

時、すでに午後3時を回っていた。のび太君の運転で、villaへ急いだ。おっと、その前に買い物だ。別荘の周囲には何もない。ゴルフ場のコースが見えるだけ。ネオンの「ネ」の字も見えない。寂しいところだ。スーパー等もないらしい。従って、大きな通りの道すがら、スーパーに立ち寄らねばならない。

何を買うかと言えば、ビールと焼酎は持参してきたが、つまみがなにもない。鍋若しくは焼き肉が出来るとのことで、ワイン、梅酒、肉、ハム、野菜類、豆腐、ネギ、たれ、チーズ、パン、牛乳、ご飯、その他、思いつく商品をいくつか購入。

車は曲がりくねった山道を上っていく。ドライバーテクニックを要する地形である。のび太君はさすが、冷静に車を操る。30分以上走っただろうか?。山道を登り切ったところに、西洋風の大きな建物が見えた。「ここだよ」と、のび太君が指さす。いやああーーー、立派な建物だ。僕らは首をもたげて見上げた。のび太君は、すかさずチェックインの手続きを済ませた。

さあ、いよいよ、部屋へ突入だ。のび太君、ねずみ男君、ジャイアンんの3名が1ユニット。随行者2名が隣の1ユニットの部屋。しばらく、くつろいで、僕らの部屋で、宴会を催すことになった。テーブルを配置し、カラオケをセットし、のび太君が鍋の準備をした。

宴会の前に一風呂浴びることになった。ネズミ男君とジャイアンは左側の部屋で隣り合わせに寝ることになり。のび太君は団らんの間を挟んで、右側の部屋のベッドに一人で寝ることに。ベッドが一つ余っているじゃん。僕ジャイアンが、ネズミ男君のいびきを避けて、のび太君の横に寝ようかと思ったが、ネズミ君に悪いと思い、それはやめた。

さあーー、風呂だ。ネズミ男君はすでに浴槽に湯をため、浸かっていた。僕がちょっと遅れて、その浴槽に入ろうとすると、彼は僕ジャイアンを避けるように、浴槽から上がってしまった。僕ジャイアンは思わず、笑ってしまった。「おいおい、僕は襲いはしないよ」と言うが、彼は照れながら、見向きもせず、いすに腰掛け体を洗い出した。恥ずかしいのだろうか?。

僕ジャイアンは温泉町で生まれ、一般大衆と一緒に浴槽に浸かることに何の抵抗もない。しかるに、家庭用風呂に慣れている人は、他人と一緒に風呂に浸かることに抵抗があるのだろう。

皆、小休憩を済ませ、5人が我々の部屋に集まった。宴会の始まりである。




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