umityanの日記
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2016年10月04日(火) 小旅行出立の記(1)

小旅行、出立の日。さる駐車場に午前8時半に集合することになっていた。朝6時頃起きて、荷物の整理をしていると、我が家の駐車場に1台の車が滑り込んだ。時計を見ると午前7時前。一体誰かと思えば、な、なんと、ネズミ男君が僕ジャイアンを迎えに来たのだ。「あんた、まだ7時前だぜ。こんなに早く来てどうすんだ?」と言うと、「いやああ、昨夜は眠れなくて、午前2時頃から目が覚めていたんだ。善は急げでやってきた」という。

眠れなかったのは、僕ジャイアンとて同様。早すぎるが、遅れるよりはましだ。集合場所には15分程度で行ける。時間があったので、のび太君も誘って行くことにした。その旨、のび太君に電話すると、「えええつ、今何時?。早すぎるじゃん」と、怪訝そうな返事が返ってきた。僕らはお構いなしに、のび太君を迎えに言った。彼は苦虫をつぶしたような顔をして車に乗ってきた。

案の定、午前8時前に集合場所に着いた。あと、2名の随行員はまだ来ていない。実は随行員の一人から車を借りることになっていた。結構、いい車だ。運転は、のび太君がすることになっていた。紳士たる、のび太君に任せておけばまず安心だからだ。ねずみ男君はそそっかしいし、僕ジャイアンは手が器用ではない。随行員の二人は、まったく道不案内である。

皆、揃ったところで、車は駐車場を後にし、高速に乗るべく道を急いだ。皆、それぞれに、まだ見ぬ軍艦島、おっと、違う。大仏島に、思いをはせているようだ。天気は曇り。コンディションはあまり良くない。いつ雨が降ってもよさそうな空模様。日曜日だが、高速道路は空いていた。

僕らは、ペチャクチャ、しゃべりながら目的地を目指した。一泊二日の旅である。一日目は、「ペンギン村」と言う所に立ち寄り、ペンギンのショーを見ることになっていた。「ペンギンねえ??ーーー」。皆、実物を見たことがないようだ。「イルカ」とか「オットセイ」とかがショーをするのはテレビで見たことがあるが、「ペンギン」もショーをするんだ。「どんなショーだべ?」と、ネズミ男君が頭をかしげながら言う。僕ジャイアンにも想像がつかない。至って冷静なのは、のび太君である。「行けば分かるよ」と、にやにやしながら彼は言った。

車は順調に走り、いったん料金所のあるところへ着いた。ETC専用の出口にさしかかると、「ええーーーつ、わーーーい?」。ETC専用口が故障だった。のび太君はそろりそろりと車を進めると、窓口にいた係員の女性が、「カードをお出しください」と言う。なるほど。自動開閉ではなく、係員の女性がカードを挿入し、無事に扉が開いた。やれやれだ。

高速道路の料金所にも、面白い清算の仕方がある。無人で、大きな袋というかボックスというか、そんな物がおいてあり、硬貨をボックスに投げ入れるのだ。
僕、ジャイアンは一度、大きな失敗をしたことがある。なんと、硬貨がボックスに入らなかった。「カラン、コロン」と、コンクリートの床に落ちたのだ。ドアを開き、落ちたコインを拾えば良かったが、あまりにもみっともなく思え、改めて、硬貨を投入した。後続車も待っているし、まあ、しかたのない処置だ。頭の中には、悔しいという思いが、しばらく渦巻いていた。

おっと、脱線してしまった。とりあえず出立の記は、これくらいにしておくか。


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