umityanの日記
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2013年02月16日(土) とっちゃん坊や5人衆の旅(13)

僕、ジャイアンは連日、この日記兼備忘録をしたためている。理由は簡単だ。「にっぱち」と言われるように、2月初旬は、仕事が暇であること。更に、2月16日には、旅の反省会として、同行者を含め10人が集まる予定になっている。その時、この旅日記を手渡したいと思っているからだ。

先を急ごう。揉み手の力強い指が、下から上へと徐々に這い上がってくる。時折ストレッチをくわえながら。僕、ジャイアンの長ーーーい足?が、揉み手の、おっぱいに時折、触れそうになる。意識的にではない。いや、そんな時もあったか?。すかさず、「バシーーッ」と、揉み手の平手打ちが飛んでくる。僕は、即「すんませーーん」と謝りを入れる。ネズミ男君の隣にいる夜泣き爺さんから、「おい、なにやってんだ」と、厳しいおしかりの言葉が・・・。寝ているかと思ったら、よく見ているぜ。「なんでもありましぇーーーん」と、僕は素知らぬ顔。

揉み手たちは、よくしゃべり、よく笑っていた。タイ語の会話なので意味は分からない。「変な、おっさん達ねえー」とでも言っているようだった。ドラえもん君は、うつぶせになったとき、いかにも窮屈そうだ。「うおーーーつ」と、うなり、「俺、お腹がでっかいからなあー」と自ら弁明。揉み手は意に介していない様子。のび太君とネズミ男君は相変わらず無言のまま。無言で耐えることを美徳とでも思っているようだ。「素直になれよ」と言ってやりたかったが止めた。騒いでいるのは僕、ジャイアンだけだ。

揉み揉みもクライマックスを過ぎて、最後の段階に。揉み手は背中に回り、肩を揉み始めた。「凝ってますねえーー」と彼女が言う。僕、ジャイアンは「いや、これは筋肉なんだよ」と強がりを。こういう面では僕も素直さがないんだよなあー−。

頭を「ポン、ポン」とたたかれて、マッサージは終了。長かったようで、短かかった2時間。すっかり体が軽くなったようだ。日頃、痛いと思っていた右手と左手の関節付近の筋肉が柔らいだ。絶好調だーー。とにかく、僕、ジャイアンにとっては価値あるマッサージだった。他のメンバー達は、どうだったのかよく分からない。後で、感想を聞くことにした。

ジャイアン以外のメンバー達は、それぞれ、揉み手に、20バーツのチップを渡していた。僕も渡そうと思ったら、揉み手は既に部屋の外。きっと、彼女がリーダーに違いない。一番最初に出て、仲間を待っているわけだ。うんん、どこの社会でも序列はあるのだろう?。僕は服を着替え、最後に部屋を出た。手には既に50バーツのチップが。仲間に見られないように、そっと手渡した。彼女の顔がほころんだ。よく見ると、彼女は美人だ。店一番ってところか。俺って、運がいい男だぜ。

身も軽く、足取りも軽く車に乗った。「どうだった?」と、ジャイアンがメンバーに尋ねると、開口一番、のび太君が、「あれは本式タイマッサージじゃないよ。料金も高いし、ツボを押していないじゃん」と言う。いかにも不満げだ。確かに。本式のマッサージ師は108のツボを勉強しなけりゃ、いけないらしい。相当の努力と訓練が必要だ。その点、今回のマッサージは観光用マッサージだ。「まあ、いいじゃん」と言って慰めた。

僕ジャイアンが「50バーツのチップを払ったぜ」と言うと、今度は、ネズミ男が怒ったような顔をして、「あんた、それはいかんばい。あんたみたいなのが、チップの値を引き上げているんよ。他の人に迷惑ばい」ときた。そうかなあーーー?。僕は「わかんなーーーい」と言い、その場をしのいだ。ドラえもん君と夜泣き爺さんは、腕組みをしたまま、何も語らず。

何はともあれ、皆、それぞれに思いがあるだろう。僕にとっては店一番の美人揉み手に出会えて幸せだった。こう言えば、「そう思っているんは、あんただけばい」と、他のメンバー達は僕を嘲笑するに違いない。だから言わなかった。マッサージ騒動はこれで終わりだ。かくして、とっちゃん坊や達はホテルへ向かうことになる。

備忘録が前後したようだ。 この後、バンコクのホテルへ行くことになる。


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