umityanの日記
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| 2013年02月15日(金) |
とっちゃん坊や5人衆の旅(12) |
現地係員さんがマッサージフロントへ電話を入れた。そろそろ良いとのこと。とっちゃん坊や達は、遠足で引率されるがごとく、係員さんの後ろをついて行った。店内に足を入れると、既に先客達はいない。
程なくして、2階から先客の、じっちゃん、ばっちゃん達が降りてきて、我々の前を通り過ぎた。背筋が「ピーン」と伸び、顔が幾分か赤らみを帯びていた。「血の巡りが良くなったか?。元気いっぱいだぜ」と、笑ったことよ。
さああ、いよいよ我らの番か。とっちゃん坊や達は、リーダー、のび太君を先頭に、ジャイアン、ネズミ男君、夜泣き爺さん、ドラえもん君の順で椅子に腰掛けた。ドラえもん君は、何かにつけて、端っこが好きなようだ 。
じっちゃん、ばっちゃんの後から、4〜5人の若い女性達が現れた。彼女たちは、しばらくたたずみ、順番に我々、一人一人の前に座った。「客選びにも順番があるのかなあーー?」と一瞬思った。なんと、ジャイアンの所に、真っ先に一人の女性が来るではないか?。中肉中背とあらば、一番揉みやすいと思ったのか?。あるいは「金持ちのお坊ちゃま」と思ったのだろうか?。それはないなあーーーー。
それぞれの前に女性がひざまずき、靴と靴下を脱がせ始めた。どうも、最初に足を洗うようだ。水虫あり、汚臭ありの我々の足を清め、マッサージに取りかかるという段取りだ。なされるままに足を清め、2階の揉み室へ案内された。2階の奥まった部屋に、5人分の布団が既に敷かれていた。とっちゃん坊や達は、席に座ったと同じ順番に、布団を占拠した。部屋は薄暗い。
布団に横たわる前に、服を脱いだ。ネズミ男君が、「パンツは脱がなくていいの?」と、今にも脱ぎそうなそぶりで、質問すると、「オー・ノー」と、差し止められた。女性達は、象さんがはいても良いような大きなパンツを差し出し、ウエスト部分を折り返し、細ひもで結びはかせてくれた。これがタイ式パンツだ。スカスカしているが、着心地はよい。
さあ、いよいよマッサージが始まる。とっちゃん坊や達は、現地係員さんの言うとおり、一人1000バーツ(3千円)を既に支払っていた。所要時間2時間である。そうそう、夜泣き爺さんは、マッサージに応ぜず。布団に座り、もっぱら監視役を務めた。「骨が折れては、かなわんからなああーー」と、細い目を更にに細めて笑っていた。いやああーーー、監視付きのマッサージは初めてだ。
2時間という長時間。時間の配分は、左足20分、右足20分、左腕20分。右腕20分、上半身20分、首から上、20分といったところか?。
まず仰向けになり、左足から揉みがはいった。足裏を押されたとき、「あなたの足、汚いわねえーー」と言われてしまった。皆、大笑いだ。「何を隠そう。苦節○○年。野良仕事に精を出し、土を踏み、土に踏まれ、こうなりました」と言ってやりたかったが、弁解は無用か。
時折、骨が「ぎくっ、ぎくっ」と鳴る。ジャイアンは「あ・たたたたーーー」と叫ぶ。僕は正直だ。痛いから痛いんだ。隣の、のび太君が「我慢せにゃあーーー」と声をかける。彼の顔を見ると、眉をしかめて、歯を食いしばっている。ネズミ男君もそうだ。声を出さないだけ、ましかあーー?。夜泣き爺さんの横にいる、ドラえもん君は、時折、「うーーんんん」と、蚊の泣くような声でうなっている由。夜泣き爺さんは、監視役どころか、鼻提灯を膨らまし、ご就寝だ。時折、目を開けて笑っていた。
タイ式マッサージにはストレッチが組み込まれている。従って、ほんわか、ほんわかと揉むような、マッサージではない。まさにアクロバットに近い。必要以上に引っ張り、曲げたり、ひねったり、力を入れて揉んだりする。痛みが走るのは当然だ。いかんせん、とっやん坊や達も、そろそろ老境の域ににさしかかっている。関節や筋肉に、ガタがきているのは否めない。揉みほぐせば、少しは楽になるだろう。そう思いつつ、揉みは進行していく。
残念ながらマッサージの写真は撮れない。
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