umityanの日記
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2001年11月08日(木) 美しい秋空を見て思う。

師走までには少し時間があるが、どうも、毎日が殺気立っていて、ゆとりがない。何か気ぜわしいのだ。日本人もアメリカ人も世界中の人々が今、とても疲れている。不景気に我慢し、戦争に我慢し、人心の荒廃に我慢し、報復テロにおびえながら日々を生きている。当然ながら、こういう社会は健全ではない。以前、思ったことがある。今、生きている人間は言うに及ばず、動植物のほとんどは100年先には皆、死んでおり、皆、入れ替わってしまっている。ビンラディン氏も、オマル氏も、ブッシュ大統領も、小泉首相も、そしてこの僕も。生命体の寿命なんて、それほど短くはかないのだ。子孫が残るから我々は死んでもいいという考えもあるだろうが、今は、その子孫の生存だって危ぶまれている。どうして今を生きている人間は愚かな戦争やテロに身をささげ、二度と生まれかわることのないだろう、我が命、他人の命を粗末に出来るのだろうか?。人類生存の戦いであっても、地球破壊、自然破壊という大きなつけを子孫に残してバトンタッチすることになる。後を生きる者達がかわいそうである。
今日もすばらしい秋晴れ。空を見上げて思う。この空はアフガンまで続いているだろう。この美しい空を血で汚してはいけない。人種がちがっても、宗教が違っても、人間は考える葦である。共に生存するために、少しばかり欲を抑えて、お互いに歩み寄ることは出来るはずだ。


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