umityanの日記
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2001年07月26日(木) 精進落としだ。パート3。

そうそう忘れていた。精進落としパートスリーを書かなくてはいけなかった。
さんざんアルコールを食らって、僕達は帰途についた。カラオケで90点をだして、ボトル1本せしめた喜びにひたりながら、友をホテルまで送っていった。もう0時を回っていた。明日は、母親の仏壇にお参りして帰るのだそうだ。もう一人の友人は明日は仕事。時間に余裕があるのは自営業の僕だけである。「ちょっと羽目をはずしすぎた精進落としだったなああ」と反省しつつ、僕も、いつ醒めるともわからない船をこいだ。案の定、翌日はバタンキューであった。昼近くまで頭ががんがん。友から携帯に電話が入っていた。即電話したところ、平気な顔でスカッとした様子。酔っ払って羽目をはずしたのは僕だけだったのか。情けない。まあ仕方がないか。自分で弁護した。彼は今日中に帰ればよいとのことで、せっかくのチャンスなので、新しく拡張された遺跡めぐりに彼を連れて行くことにした。5月、別のフレンドが来たときに行った遺跡である。その時は緊張のあまり、ほとんど遺跡を見ていなかった。何故って、美女と一緒に回る遺跡めぐり、緊張しないほうがおかしい。「男って純情なんだなあ」とあらためて思う。今回は男同士。あがる理由もない。いやああ、広いのなんのって。見て回るのに、相当の時間が必要だ。まあ急ぐ旅でもないということで、ゆっくり見学することにした。それにしても、よく歩いた。ゴルフで18ホール回った感じだ。人間の英知が築いた古代都市国家のたたずまいに、「へーーー」とあらためて、感動した。「女王、卑弥呼はこんな場所で、如術を行っていたのか、どんな顔をしていたのだろう」と、頭のなかを、美形の女性の顔が何人も浮かんでは消えた。思えば、人類の歴史は戦いの歴史だったのかもしれない。敵から身を守る為のいろんな施策があった。古代は環濠、中世は城、しからば現代はなんだろう。核兵器なのか。人間もやはり野性味を失っていない動物。戦いの本能を奥深く宿している。それを制しているのは、理性と兵器の均衡なんだろうか?。変なことを考えてしまった。友は母を亡くした悲しみもさながら、それ以上に自分を守ってくれた母の力と愛情に感謝しているようであった。
49日にはまた会うことにしている。(完)


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