umityanの日記 DiaryINDEX|past|will
友が遠方より来て帰った。母親の葬式だった。僕も出席し、夜は精進落としで、遅くまで飲んだ。友は次男坊で長男がすべてを取り仕切ったので、とくに何もすることはなかったようだ。こういう言い方が良いかどうか分からないが、こういう点では次男坊以下は楽かもしれない。ただ、何何坊であっても、悲しみや流す涙に差はない。恐らく通夜の日は帰らぬ母親の姿を見て、友もひそかに布団の中で泣きじゃくっていたに違いない。男ってそういうものだ。やたらと、他人の前では涙をみせない。僕も次男坊だから同じことをするだろう。その夜は、もう一人の親しい友達を呼び出して三人で5件もはしごをしたようだ。最初は焼き鳥屋に行った。いつも込んでいる老舗である。二件目が小料理屋。一見客が皆、顔見知りで友達という、ノンベーが集まる店である。ままいわく「あら、いらっしゃい」。もっと他に言い方はないものか?。ここでひとしきり、だべって歌った。三件目は20代の若い女性で、むんむんの、クラブ。しゃなりしゃなりのママさんがいて、「先生、いつも有難う」と言われる店である。ままの笑顔を見ると、つい「また行かねばなるまい」と思ってしまう店である。ここで、ふたしきり、焼酎をのんで、若い女性たちと、ファッションの話から、恋人の話から、もう何でもござれで、楽しく過ごした。男三人に三人の女性だから、誰もひがむものもいなくて、上々。おまけに時間無制限で5000円程度。「わおーーー」といいたくなる良い店。時計を見た。まだ10時半。どうも中途半端な時間である。じゃあもう一件ということで、歌って踊れる店で、ほとんど外国人(フィリッピン、ロシア、他)が接待してくれるところに行った。彼女達は日本語が上手である。「いい男ね」と言われると、まんざら悪い気はしない。「男は度胸だ」と言うことで、三人とも前のステージで大声を張り上げて歌った。もちろん、僕は古い歌だが、イングリッシュソングで、「ラブストーリー」を歌った。彼女達いわく。「お兄さん上手ね」。僕いわく「そう?」。まあこんな感じである。友たちもそれぞれに意気投合。佳境に入ったかなとおもったころ、ボーイさんが「時間です」と来た。延長は止めて帰ることにした。うんんん、どうも後味が悪い。そう思ってふっと、看板を仰いだら、あった。あった。カラオケ道場スナック。過去二回、僕が90点以上をだして、ボトルをまんまとせしめた店である。「さああ、そろそろ挑戦すっか」ということで、少々酔っ払っていたが、足を踏み入れてしまった。占めて五件。ご和算では?。良くわからなくなったので、ネクストタイムにしよう。(続く)
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