ツッキーの戯言 人間の本性,ルーム係りは見た!
DiaryINDEX|past|will
高校生時代、私は俗にゆうヤンキーだった。 毎朝、学校の正門には当番の先生が木刀を持って立っている。 (制服で止められるとまずい・・・) ペシャンコに潰したカバンの中には”カッパえびせん”が入っている。 それを没収される事だけは阻止したい。 真面目な生徒の間に割り込み、それと〜く、何気な〜く門を通り過ぎようと する。
「ちょっと、いつきさん!!」
「ちっ」
案の定、生徒指導室行きだ。 私の他にも同じグループのRが捕まっていた。 私達の真正面に女教師が座る。 女は駄目だ。ネチネチ煩い上に、長い。
覚悟を決めての説教だったが、あまりに人を馬鹿にした物言いに プチっと、何かが切れた。
なっなっなっなっなっなっ・・・エンドレス
何故だ!?何故喋れない?!どうした私?!しっかりしろ?! 怒りをぶつけるんだ!?引いちゃあ駄目だ! よし!もい一度トライだ!!言いたい事をぶちまけるんだ〜!!!
なっなっなっなっなっなっ・・・エンドレス
先生と、私の隣に座っているRまでもが下を向き、肩だけを揺らしている。 私はカーッとなった。 恥ずかしいのと怒りで今にも暴れそうだ!! (こんちくしょう!!)もう私の心の中はいっぱいだった。
もう一度、もう一度だけトライだ!! このままじゃ、あまりにも可哀想だ!!頑張れ!頑張れ私!!! 冷静になれば喋れるはず!今だ!!スパーク!!!!
なっなっなっなっなっなっ・・・
(一同、沈黙)
・・・・・この話は今でも伝説になっている。
|