埃まみれのノートブック
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2005年11月24日(木) おぼろげな未来

帰国してちょうど一週間が過ぎた。
相変わらず発作のような離人感が、意思と関係なく起こってる。
今日は酷かった。二回も起きた。デパスをその度飲んだ。

帰国して、少しづつ自分の鬱の原因がやっと掴めた気がする。

それは、日本に生まれ、いや、自分の地元で暮らしたこと、
そこで起きた様々な出来事、そんなものたちが鬱の大きな原因に
なったと、日本から出てあらためて実感した。

私は日本人として生まれて、日本で暮らしてきた事、
それは後悔してない。
これからも日本人として生きていくのだから。
そして病気になって出会えた人たちもいるのだから。
だから自分が病んで来た事は否定したくない。
そのまま受け入れられたらと思う。

けれど、此処で暮らす事はやっぱりかなりの負担になってるのは事実で。
しがらみの無い海外でのびのびと暮らせたほんの短い期間が、
今はとても恋しい。
私は向こうで心から幸せだった。
日本では味わえない爽快感だった。

何人かの人に言われた、私は海外の方が向いてるということ、
事実かもしれないな、と思ったりする。

病気を治すのは自分の力が一番必要だけど、
最近は環境も大事なのでは?と思ったり。

なんとなくだけど、自分の行く先が見えてきた気もしてる。
日本から出よう。まだはっきり決めていないけれど、
おぼろげに感じてる。

昔は、日本から出てしまえば自分の鬱は治ると確信してた。
その確信は少し当たっていたのかもと思う。

けれど何処で暮らすにしても、自分をちゃんと大事に出来ないと。
まずは強くならないと。
そして海外で暮らすにしても沢山のお金が必要だから。
がんばって働かないと。
まだまだそのプランを実行するには時間が掛かるだろう。
とりあえず来年、向こうの友達と会う約束したから。
それを励みに生きていこうと思う。
会いたいよ、J…。あなたの全てが恋しい。


Ira

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