埃まみれのノートブック
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2005年11月14日(月) エンパイヤに登った日

この世の全ての宝石を集めたような、煌く夜景を見た日、
実はずっと発作が起きていたことに後から気付いた。
帰ってから足がガクガクして、震えが止まらず、
眩暈と離人感で失神しそうになった。

どうしてこんなに脆弱になってしまったんだろう。
頓服がいつでもどこでも手放せない。

母に電話したら、日本では色んな人が
私のことをひとりで行ってしまうなんてすごいって言ってるって
言われた。

そうか。
私、そう言えば一人だったわ。
何をしても、どこに行っても、ひとり。
その度に、一緒に誰かと来たり体験したらって想像する。
行く場所見るものによって想像の中で一緒にいる人が変わる。
それは母だったり妹だったり色んな友達だったり。
私を待っていてくれる人が、大事な人が沢山いることに、
外に出て改めて感じた。

早く日本に帰りたい。


Ira

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