埃まみれのノートブック
Index|past|future
普段隠している心の傷が 思いがけない形で掘り起こされた。
私は15歳の少女。 あの頃の感情を生々しく思い出した。
パパ…(子供の頃は父をそう呼んでいた) どうして私を殴るの? どうして頭を殴るの? 痛いよ 痛いよ 怖いよ 怖いよ
私は確かに出来損ないで恥さらしな子供だけど 殴られるのはもう嫌だよ…
怖いよ 怖いよ
殴らないで 殴らないで
どうして○○子(妹)のことはあんなに可愛がるの? どうして○○子のことは一回も怒らないし殴らないの? 私より○○子の方が可愛いんだね。 あの子が生意気な事を言っても笑って済ませるもんね。
ずっと私ばっかり怒られて そして殴られて 私は本当に辛いよ
…。 上の文章は15歳当時の私の心境です。あの頃の気持ちになって 書きました。 今はこんなことは起こっておりません。 流石に私が大人になってからは 父に殴られることもなくなりました。 父は田舎の人で自分も殴られて育ったので 自分の子供にもそうするのがいいと思っていたのでしょう。
しかし父は男で私は一応これでも女の子でした 顔も殴られました とってもとっても痛かった
優等生で殴られたことなんて生まれてから一度もない妹 殴られて叱られてばかりの姉
私は人を傷付けたりそういうことは一切しませんでした 自分が傷付けられただけで 苛められて学校を休んだ時 父に思い切り叱られました その頃から殴られる事が多くなりました
15歳の私は救われないまま、膝を抱えて部屋の隅に蹲って 泣きながら、存在自体も葬られて 16歳、17歳と年を重ねていきました。
私の心の傷は未だ癒えてなかったのだと 初めて知りました
誤解のないように申し上げておきますが 現在は父親とは普通に上手く行っています。 あの頃の事を責めたりする気持ちなんてありません。
この日記は自分の救われなかった思いを昇華させるために 書きました。 読んでくださった方々ありがとうございました。
|