埃まみれのノートブック
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あの人が住んでいた街に行ってきた。
…もうこの濁った空を見ることは無いんだね。
でも、あなたの空はとても蒼かった。 色々甘えてしまってごめんね。 病気で今にも死にそうだったのに。 何も知らずにごめんね。
逝ってしまったあなたは、もう帰らない…
これは事実なの? 未だに実感が湧かない。
死とは必ず向き合わなければならないけれど、 こんなにも早く大切な人を奪われるの?
神様なんていないんだね。
あなたはとても生きたかったのに。 死にたいなんて言ったら罰が当たるよ。 もう死にたいなんて言わない。 消えたくなることはきっとあるけど、 あなたの分まで生きると約束するから。 私にできることは、あなたがくれた沢山の宝物を 胸に、精一杯生きることしか無いと思うようになって来たの。
だから、そこで見ていてね。 モタモタしながら、 転びながら、泣きながら、でも歩いて行くから。 いつも優しくしてくれて嬉しかったよ。 こんな泣き顔を見たらあなたはどう思うんだろう。
ああ。 あなたの言葉が聞きたい。 魔法のような優しくて淡い言葉を。 この涙の分だけ、強くなると約束するから。 だから泣いてもいいよね? いいよね?
いっぱい、いっぱい私の濁った心を抱きしめてくれてありがとう。
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