埃まみれのノートブック
Index|past|future
| 2002年08月20日(火) |
ただ普通にしあわせになりたかっただけなのに |
先月幼なじみと会ったときに、 小学校の頃の同級生が、何人か結婚して、幸せに暮らしていると いう話を聞いた。
そうだよね・・・。 もう結婚しててもおかしくない年だもんね。
幼い頃のイメージしかないから、あの子たちが結婚して、 奥さんになっているなんて想像もできなかった。 私はいい年して、中身は全然成長していないから、 尚更想像し難いのかも知れない。
そんな話を聞いているうちに、急に惨めな自分が情けなくなって たまらなくなった。
結婚=幸せとは限らないし、伴侶がいるから全て心が満たされている とは限らないってわかってる。 辛い思いを抱えている人たちだって沢山いるだろうし。
でもね、そんなふうに、普通に、ささやかなしあわせを 手に入れて、日々を送っている人たちが羨ましくて たまらないんだ。
一緒に机を並べて 一緒に運動場で走って 一緒に給食を食べていたのに、
どうしてこんなに違っちゃったんだろ。 どうしてこんなに道を逸れてしまったんだろ。
私はただ、「普通」にしあわせになりたかっただけなのに。 ちっぽけで惨めな自分が情けなくてたまらないよ。
きっとこれからも、「普通」にしあわせになることなんて なかなかできないんだろうね。他人と比較して惨めになるなんて 最低。 今、心が揺れている証拠だ・・・。
しあわせって自分で掴み取る物なのかな。 だとしたら、今の私にはそんな握力はきっと足りない。
誰かに差し出された手を強く握り返したい。 誰かにそばにいて欲しい。
けれど、私はひとり。 ひとりでただ流れる日々を耐えるだけ。
いつかほんの少しの光を見つけることを心の何処かで 期待しながら。
|