埃まみれのノートブック
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2002年07月04日(木) 隣人の死

我が家の向かいにあるお宅のご主人が、突然亡くなられた。

転勤族で、ほとんど近所づきあいもなかったけれど・・・

私の父より若くて、多分まだ40代半ばだったらしい。


しかも、自殺・・・かもしれないらしくて・・・。


顔もよく知らない人だけど、棺が運ばれてくるのを見たときは
全身に鳥肌が立った。

娘さんが号泣しているのが聞こえた。
胸が潰れそうになった。



死・・・か・・・。
私が肉親の死に直接対面したのは、祖父の時だけだった。
みんなでお骨を拾った。
がっちりしていたおじいちゃんが、あんなにあんなに小さな
白い骨になってしまったことが信じられなかった。

人間って、あんなにホントは小さいんだよね・・・。




死んじゃったら、もう何もかもおしまいなんだよね。
当たり前だけど。

今、私がこうしてここに生きてることが、何だか無性に
有難く思う。母が産んでくれたことに感謝の念を覚える。

苦しいという感情も、多分生きているからこそ味わえる
感情で。
葛藤の無い人生なんて無いんだよね。

何もかもが終わってしまう、「死」。
そんなことを、隣人の突然の死を見て色々と思った。

私は生きるよ。弱くてボロボロだけど、
生きて、生きて、生きるよ。


Ira

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