埃まみれのノートブック
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我が家の向かいにあるお宅のご主人が、突然亡くなられた。
転勤族で、ほとんど近所づきあいもなかったけれど・・・
私の父より若くて、多分まだ40代半ばだったらしい。
しかも、自殺・・・かもしれないらしくて・・・。
顔もよく知らない人だけど、棺が運ばれてくるのを見たときは 全身に鳥肌が立った。
娘さんが号泣しているのが聞こえた。 胸が潰れそうになった。
死・・・か・・・。 私が肉親の死に直接対面したのは、祖父の時だけだった。 みんなでお骨を拾った。 がっちりしていたおじいちゃんが、あんなにあんなに小さな 白い骨になってしまったことが信じられなかった。
人間って、あんなにホントは小さいんだよね・・・。
死んじゃったら、もう何もかもおしまいなんだよね。 当たり前だけど。
今、私がこうしてここに生きてることが、何だか無性に 有難く思う。母が産んでくれたことに感謝の念を覚える。
苦しいという感情も、多分生きているからこそ味わえる 感情で。 葛藤の無い人生なんて無いんだよね。
何もかもが終わってしまう、「死」。 そんなことを、隣人の突然の死を見て色々と思った。
私は生きるよ。弱くてボロボロだけど、 生きて、生きて、生きるよ。
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