埃まみれのノートブック
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| 2002年07月03日(水) |
親にひっぱたかれた事ありますか? |
今日、「父親を初めて殴ってしまった」という男性の 投稿を見て、何だか色々考えてしまった。 殴られた方も、殴ってしまった方も、ものすごくショックだった んじゃないかなあ・・・
それを読んでいたら色々と昔のことを思い出してしまった。
私は中学生頃まで、よく親にひっぱたかれていた。 殴られるという表現はここでは正しくない。 あくまでも、「ひっぱたかれる」。
以前にも書いたけど、私は「普通」ではなかったし、 親の望む方向と思いっきりずれた道を歩いてた。
だから、本当によくひっぱたかれた。
今は親とは仲が良いけれど、当時両親は一番「普通」を 望んでいたのだから・・・。
私は悉く期待を裏切ってしまった。 わざとじゃなかったの。 ごめんね。 それに私は他人に攻撃されても、誰一人傷付けなかった自信はあるんだよ。 ううん、そんなことないね、結局両親は私に傷付けられた のかも知れない。
ひっぱたかれた後のあの何とも言えない辛さ。 喉の奥から苦い物がこみ上げてきて、 涙がドーッと溢れるあの感じ。 一生忘れない。
きっと両親は私を思ってひっぱたいてくれたんだと今は思うから。
打って変わって妹は、一度もひっぱたかれたこともなければ、 あんまり叱られた事もなかった。 少なくとも私の記憶では。 本当に「良い子」だった。 私には少し厳しかった父も、妹にはやさしくて、手を上げた ことなど一度もなかった。
それに気付いた時、ものすごく悲しくなった。
自分が、ドロドロに汚れた、必要の無いただの物質に思えた。
妹はとても頭が良くて、友達も多くて、いわゆる「優等生」 だった。そんな彼女にだってきっと葛藤はあっただろう。 今でさえ彼女の人生はとてもとても順調に動いているけれど、 何について悩み、何に付いて考えているのを知っているのは 他ならぬ妹だけ。
こんなふうに書くと、妹と私ってまるで正反対で、 水と油みたいな感じだと思われるかも知れないけれど、 大人になってからはとても仲が良くなったんだ。 実は似ている部分も沢山あって。
昔は色々確執があったけれど、みんなみんなもう忘れました。
家族って何なんだろう。 色々考えてしまった出来事でした。
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